「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

三連休

2007-09-18 11:44:01 | ハイキング
この、三連休は小川山に行くつもりだった。しかし、天気予報は冴えない。遠いので雨だと落胆も大きいので中止となった。
それで、三連休の15日と17日はホシダへ。16日は久しぶりに、京都山の会の例会に参加することにした。それはそれで、充実した三連休となった。
ホシダでは、やっと新しいルートも登ってみようかな、という意欲が湧き出して来た。意外なのは、まだ暑いのにハイカーも多いこと。特に昨日は蒸し暑く、ただ立っているだけなのに汗が滴る。久しぶりに砂ルートを登ったが、日が当たっているせいか、クラクラしてきた。こんなに汗(水分)が出たのに体重は増えている。何かが変だと思う。
そして、日曜日はお陰で「京都山の子会」の例会に参加出来た。今回は芦生だった。貸し切りバスで佐々里峠まで行き、そこから大杉の群生を見に行くという企画だった。私は昨年の6月以来の例会参加だった。間際に申し込んだにも拘らず、温かく迎えて下さりホッとした。
佐々里峠は初めて行った。石室にお地蔵さんが奉られている。ちょっとした、駐車場になっていてたくさん車が止まり、ハイキングの案内板も出ていた。
標高800メートルにある峠からのアプローチは、とても楽そうに思えるのだが、けっこうアップダウンがある。この点に付いては、あとで皆さんのブーイングが多数あった。
大杉は、たくさんあった。雷にやられて中が空洞化した杉や蔦が絡んで苔むしているものもある。一番大きな木は、5人半で一周だった。この木は下が細くて上の方が太くなっている。太くなっているあたりまで雪が積もるのでこんな形になったのだという話しだ。
今回は、ミヤマウズラという花を教えてもらった。私のデジカメが今修理中なので写真が携帯でしか撮れなかったのが残念だった。
また天気が悪いのでヒルが出るだろうと、「キンチョール」を出発前に足元に掛けてもらった。そのお陰かヒルには全く遭遇しなかった。ヒルにキンチョールが効くのは知らなかった。
それと、かなり蜂が多く、ずっと付いてきたが、これも知らん顔をしていたら刺さないという忠告を行くときのバスで受けていたために、だれも刺されなかった。大騒ぎをすると攻撃されるそうだ。
山の子会では、いろいろ教えてもらうことが多い。
わいわい、がやがや、50名近い賑やかな楽しいハイキングだった。
また、参加したい。



秋の夜長に思う

2007-09-13 23:25:00 | クライミング
ここのところ,平日クライミングをさぼっていたが、昨日はたまたま予定が空いていたところにFさんからのホシダへのお誘いメール。
特にホシダのハングは、か弱い私に取ってはたえず登っておかないと、前に登れていたところも登れなくなってしまう。
それでも、いつものホシダでの仲間は久しぶりでも、気持ちよく受け入れてくれる。
もっと、壁が気分よく受け入れてくれれば嬉しいのだが、さぼっている分冷たい仕打ちをされるのが悲しい。
クライミングとはなんとシビアなものなんだろう。
だが登れなくても、私が楽しいのだからそれでいいのではないか、ということで結論が出る。
「いくら頑張っても、たかがしれてるやんか。そんなら,楽しいのが一番。チャンチャン!」である。
また、いつもの居直り。
しょせん、クライミングは自己満足の世界なのだ。

昨日の夜、「もうそろそろ山は秋やなぁ~、紅葉のええ山はないかいなぁ~」と、ゴソゴソと『岳人』の秋の山の特集をしている本を本箱から引っ張り出してみていたら、2003年9月号の表紙に大きな字で、「第1特集 クライミングを楽しむ」とあるのが目に留まりついページをめくってみる。
そこに、「クライミングの価値が、グレードだけで語られるのはさびしい。「登れた?」から「楽しめた?」へ。もっとおおらかに、もっと無心に、岩を攀じることそのものを楽しもうではないか。」と書かれている。
菊池敏之さんの「「大人のクライマー宣言!」もっとおおらかにクライミングを楽しもう」と渋谷正利さんの「「グレード」より「ルート」を登ろう」は、クライミングについて考えさせられた記事だった。この特集は、私の居直りを「そうや! そうや!」と肯定してくれたようで、むさぼり読んでしまった。
モチベーションが高いときには、果敢に自分の最高グレードを追うのもそれはそれで楽しいクライミングでもあるが、グレード至上主義でクライミングに取り組むのは、私には辛い。まるで営業マンが、早くノルマを達成しなくてはならないというような悲壮感を感じてしまう。
人に迷惑をかけるようなことや危険なことはしてはいけないが、自分流のクライミングを楽しんだり、またその人流のクライミングも認めなくてはいけないと思う。狭いクライミング観を人に押し付けるようなことは、やはりいけないという気がして来た。
たとえば分りやすい例は,トップロープで楽しむ人を否定してはいけないとは思うが、トップロープでルートを占拠してしまって、他の人が登れないような状況はいけないというようなことだ。
青空と紅葉。そんななかで楽しく岩と戯れてみたくなった。
そういえば、昨年の大台の中の滝は、楽しかったなぁ~

伏見散策

2007-09-11 00:02:49 | 雑感
京都の伏見と言えば、京都市の南の端っこ。京都市内の人から見れば、伏見から南は田舎っぺ。昔からの交通機関は京阪電車(京都-大阪)と近鉄(京都-奈良)。その両方の路線の交差しているのが丹波橋駅で、もう一駅南に伏見桃山駅(京阪)と桃山御陵前(近鉄)があり、ここは、昔から大手筋と納屋町と呼ばれる広域の中心的商店街として栄えていた。
私は、この大手筋に小さい頃から縁があった。地元商店街になかったときには、この伏見の大手筋へ行く。しかし、デパートとかは無いために、何となく田舎臭くいいものが無い。しかたなく次の段階では、京都市内へ足を延ばすのである。たいがいは、このパターンだった。
京阪電車で通学するようになってからは、急行が停まらないためもあってか、伏見はただ車窓から眺めるだけで、ますます縁遠くなっていた。そのころは制服姿で、もっぱら四条河原町周辺をウロウロしていた。
だが子どもが小さい頃の10年間程、この伏見のニュータウンに住んでいた。生活圏がまた大手筋や納屋町になった。その頃の友人のグループが、楓会(昨年、穂高に登ったメンバー)といい、未だに続いている。今年はそれぞれ事情があり、夏山に一緒に行けなかったので、食事でもしようではないかということになり、この伏見桃山駅に集合した。
久しぶりのこの界隈は懐かしい。昔の面影を探しながらキョロキョロしていると、全体にはとても綺麗になり、以前にも増して活気があるように感じた。最近は地方の商店街が寂れる一方なのに、優秀だなぁと思った。
昼食後、懐かしくてもう少し歩いてみた。御香宮神社に行き、月桂冠が移転して昔の本社が夢百衆という喫茶店になってるというので、そこでお茶でも飲もうかということになり行ってみた。歩きながら、ほんとうに道路も整備されていて綺麗になったと感じた。
その月桂冠の以前の本社はそのままの建物で、夢百衆というレトロな感じの喫茶店と伏見の清酒を置いた土産物店になっていた。喫茶店に入ると着物にエプロン姿のお嬢さんがウェイトレスで、タイムマシンで大正時代に行ったようだった。私の注文したパフェも、あんこと白玉、抹茶アイスなどで盛りつけられ、ウエハスの代わりに八つ橋が添えられていたのは京都らしい。これは、パフェというよりは善哉アイスが相応しいのでは…。日本酒も飲ませるようで、ホットケーキやアイスなどに日本酒の入ったメニューもあった。
出るときに、ずらりと並んだ伏見の清酒の中に、昔夫が愛飲していた銘柄の「振り袖」を見つけた。「いい奥さんしてるやん!」と友人に冷やかされながらも、懐かしくてお土産に純米吟醸を買う。もう20年以上前だが、ここの純米酒は美味しくて安いと、お気に入りだった。
そこから、運河沿いを宇治川に通じる水門まで歩いて来た(三栖閘門資料館HP)。運河沿いも綺麗になり、水もきれいで観光用の十石舟や三十石舟が浮かんでいる様子は、柳と酒蔵とよく調和し美しく風情がある。この舟は、千円で乗れるらしい
そしてずっと昔、車窓からいつも眺めていた水門にも歴史があるのを改めて知った。寂れていると思っていた伏見が、観光の町としてよみがえってるのを見てとても嬉しかった。もう一度、ゆっくりと歩いてみたいものだ。
伏見は、第二の故郷である。



久しぶりの宇治/志津川

2007-09-10 19:03:07 | クライミング
土曜日はホシダで登って来た。この日はわりと混んでいた。磐船神社に車を停めて、往復歩いた。まだ暑くて汗が滴り落ちる。夕方から大雨で、あがるまでハングの軒下で雨宿り。雨が上がった頃にはもう五時で,帰る時間になっていた。
日曜日のホシダは、講習会の日で使用出来ない。朝からぐずぐずしていて、漸く昼前に重い腰をあげて、宇治の志津川の岩場に行って来た。この岩場は家から近いのだが、なかなか行く気がしない。一年ぶりだった。どうして魅力が無いのだろうか? 
この日は前日の雨のせいか,ホールドが滑っている。そうでなくても、けっこう掛りが悪いと思うのは私だけだろうか。全体に、難しいと思う。
5.7のカラスの行水と5.9のノーマルルート、そして5.10aの志津のクラックを登った。ちゃんと登れたのはからすの行水だけ。最後に志津のクラックにもう一度登ろうとしたら,雨がまた降り出して来た。ヌンチャクを回収に行くが、もう濡れていて気色が悪い。ゴボウで体を持ち上げてやっと回収した。
結局は、気持ちも中途半端なせいもあってか,クライミングも半端だった。

蔦はクライマーか!?

2007-09-05 11:34:16 | 生活
実家の塀代わりに植えていた垣根に蔓が巻き付き、ひどい状態だぅた。その蔓は、電信柱を足がかりに天を目指していた。上へ上へと登りたがるのはクライマーの習性と同じ。どんなに細いものでも、それにあたかもプロテクションを取っているかのように巻き付き、絡み付いている。引きずり下ろそうにも、しがみついていて私の馬鹿力で引っ張っても落ちて来ない。
昨日一日,暑い中で格闘してみた。伸びた蔓はザイルの中身の細い部分が絡まったようになっているので強度を増しているようだ。引っ張っても仕方が無いので、いたる所でぶつぶつ切っていった。それでやっと、手の届くところは取れたが、電柱の上まで伸びたのは取ることが出来なかった。栄養源は断ち切られたので、ほっておくと自然と枯れて落ちて来るだろう。帰る頃にはもう,下の方からしんなりとして来ていた。
そして、あちこちの方角に伸び放題だった垣根の枝は、切り落とし形よく整えてみた。たまに通る近所の人が「綺麗になったね」とか「何も、こんな暑いときにせんでも…」と声を掛けてくれる。
帰りには、親指にはさみの当たるところが摩擦でこすれて傷が出来て,今でも痛い。手は爪まで真っ黒。服から出ている部分は、虫か何かにかぶれたのか湿疹だらけ。悲惨な状態だった。今度は、それなりの重装備でしなくてはと反省。
しかし意外だったのは、こんなにも暑いのに時間を忘れるほど熱中していたことだ。感想は「これもなかなか,面白いやん!」と虎刈りながらも綺麗にまとまった垣根を見て思った。出来るだけやりたくないと、今まで避けていた。しかし電線に絡んだら困ると思い,見るに見かねて仕方なく手を出したが、帰ってからはやり残していることが気になって、もう次にやることが頭をよぎる。それに、栄養源を断たれた電信柱の蔓の様子も気になっている。
一生懸命上へ上へと伸びていたのを思うとかわいそうだなぁ~という気持ちもしないではないが、仕方が無いだろう。
しかし本音は蔓のように、青空目指して気持ちよく登りたいものだ。何だか忙しくて、クライミングが遠のくばかりだ。

電柱に絡んだ蔦



伸び放題