1月7日(土)晴
昨日は二十四節季の小寒でした。いわゆる寒の入りです。これから節分までは冬の中でも最も寒くなる時期に入ったと言うことです。暦通り寒いです。今年は原発事故の影響で節電一辺倒なのでよけい寒さを感じます。僕の職場でも19℃設定とされています。実際には室内なので何もしなくても20℃以上になっているところをクーラーで冷やしているのではないかと疑いたくなるような寒さです。換気もあるので空調ストップと言う訳にはいかないと思うけど、19℃が最も節電できる温度かどうか疑問です。ひょっとしたら20℃の方が節電になっているかもしれません。通常の室温に対してダイナミックに調整する機能があって、室温が19℃以下になった時だけ作動しているなら文句も言えませんが、いったいどんなやり方をしているのか明確にされていませんので疑問が多いのです。多分4月に入って、これだけ節約できましたと報告がされるのでしょうが、果たして最適であったかどうかは誰も検証できないのだと思います。
ところで今日は七草がゆでした。お正月の食べ過ぎ気味のお腹を休ませると言う意味があるようです。昔の人は良く考えたものです。伝統的な行事にはその土地ならではの知恵が隠されているわけです。戦後アメリカやヨーロッパの習慣が入ってきて、猫も杓子も西洋かぶれになり、日本の古きよき伝統が消えて行くのが心配です。気候・風土に合わせて作られた伝統は我々の祖先が長い年月をかけて築いてきたものですから、もっと大切にしたいものです。
今日は社員の葬儀に行ってきました。自分より若い人が亡くなった葬儀と言うものは悲しいですね。運命と言えばそれまででしょうけど、やりたかったこともいっぱいあったんじゃないかと思います。人間は早かれ遅かれ、いずれは死と直面しなければならない宿命ですが、まだ覚悟と言うものができていない自分にとって、年を重ねる度にいつになったら悟りが開けるのか不安でもあります。ましてや若くして病魔に倒れた者にはくやしさでやりきれなかっただろうと思います。どうか安らかにと願うばかりです。