1月17日(火)晴
最近愚痴っぽい話ばかりなのですが、今日もです。東京電力が電気代を値上げするようですが、原子力がダメになって燃料代がかかるからだそうです。このニュースには心情的に納得できないのは僕だけなのでしょうか?原子力を使えなくした自分達の責任はまったくないのでしょうか?賠償も遅々として進んでいない中で1年も経たない内に経営が大変だから値上げしますとは、あまりにもひどい話だと僕は思います。自分達の責任として何をするのでしょうか?自分達も資産売却や給与削減やいろいろな努力を〇〇するから、値上げさせてくださいと明確にした上での議論にすべき内容だと自分は思います。多分東京電力が値上げをすれば、他の電力会社も同じ論理で値上げすることになるのだと思います。これでは消費税とまったく同じことで値上げばかりが先行して自分達の努力がまったく見えません。
消費税については世論に押されて議員定数削減や公務員給与の削減など言うようになりましたが、どこまで本気でやるかは疑問です。多分消費税値上げが決まれば、なし崩し的に元に戻してしまうに違いありません。議員定数は我々にも良く見える話ですが国家公務員給与などと言うのは別の手当を出せば実質は変わらないでしょうから、多分見せかけだけになると思います。問題は事業仕分けだとかやっても、実際には事業をそのまま継続していることです。それと特別会計事業も何ら変わることなく続けていることです。ほんとうに必要なのはやらなくても良い事業を止め予算を削減することだと思います。田んぼの真ん中に立派な道路を作ることなど真っ先に止めるべきではないでしょうか?
いずれにしても、この国は自助努力をする前に白旗をあげて、国民から巻上げることが平気でまかり通るようです。これでは水戸黄門に出て来る悪代官と何ら変わりないようです。そして残念ながら黄門様はいないので、悪代官のやりたい放題になっているのが現在のような気がします。
もっとも我々も高度成長に浮かれ、何もかも行政まかせにしてきた責任を取らされていることになるのかもしれません。電力会社も自分達の身を削る部分をもっと明確にすべきだと思います。みんな大変な時代なのだから負うべき責任を果たした上で我々がみんなで協力するようになってほしいものです。あまりにも虫の良い話だけが先行するやり方にはちょっと疑問を投げかけずにはいられません。更に原子力を再開する布石としてやっていることであればなおさらです。福島第一原発は40年も稼働させてきた訳ですから、当然使えなくなる前提で対処していなくてはならないのに代替を何も考えてこなかったことにも文句を言いたくなってしまいます。