1月30日(月)晴
寒い中なのですが、明日は今年初のゴルフに行ってきます。毎年冬にゴルフに行くことが多いのですが今年は控えめです。冬はプレー代が安いことと比較的簡単に予約できる点では良いのですが、体は動かないし、ボールは飛ばないし、スコアは良くないと三拍子揃って平均スコアを押し下げるばかりです。僕の場合夏はヨットをやっている関係でゴルフに行くことが少なくなるのでなかなか好スコアの年間回数目標を達成できていませんが、今年は暖かくなるまで控えめにして暖かい時期に多く行くようにしたいと思っています。
ところで今日のニュースでは政府がパワーハラスメントの定義を作ったことが報じられていました。最近子供のいじめの問題や企業におけるパワハラ、セクハラの問題が取り上げられています。昔はほとんどなかったことが現代においてどうして起こるようになったのか不思議でなりません。考えられることはいくつかありますが、根本の教育を充実しないかぎり、ますます増えて行くような気がしてなりません。
まず人間が弱くなったと言えます。大事に甘やかされて育ってきた世代が多くなって、自分で対処していく哲学を知らないことや強きを挫き弱きを助ける武士道精神が失われつつあることなどが考えられます。また子供の頃にケンカをするとすぐに親が出て来て大きな問題にしてしまうことも陰湿にする環境を作ってきたような気がします。また女性の社会進出も背景にあるかもしれません。社会の構造が変わってきたことはどうしようもないことですが、僕は根底には子供時代の教育に一番の問題があるような気がしています。テクニックの学問だけでなく、精神的な柱を作る教育が必要のような気がしています。二番目に理屈で正しいことを強要しすぎないことかもしれません。水清くして魚棲まずと言いますが人間の本質はそんなに立派なものでもありません。ある程度の矛盾の中で生きて行く動物だと言う事をわきまえておくことも大事のような気がします。現代はあまりにも浄化しようとするあまり、小さな事にモンスター××が騒ぎ過ぎのような気がしてなりません。
いじめもパワハラ、セクハラはもちろん無くして行かなければならない大きな問題ですが、根本における精神教育と言うのでしょうか、道徳観の育成と言うのでしょうか、何か法律とは異なる哲学が必要だと思います。秦の始皇帝は法家を重んじたため20年で滅亡しました。漢の高祖は儒教を重んじて300年、江戸時代の徳川幕府は朱子学を重んじて200年続きました。歴史から我々が学ぶことは良い悪いは別として長く安定した時代には法律重視の社会より人々の精神的な規範となる哲学が必要と言う事です。
それではまた。