”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話

2012年01月27日 21時46分06秒 | Weblog

1月27日(金)晴

こんばんわ。寒い日が続きます。昨晩は雪がちらつきました。名古屋はすぐに止んだから良いようなものの、全国的に大雪になっているようです。都会では車の事故も多いと言った話を一昨日も書いたような気がします。道路が凍結したらどうなるのかわかっているはずなのに、車を使ってしまうからでしょう。そこで思い出したのが荘子の言葉です。何千年も前の人が現代にも通用する言葉を残しているのです。

機械ある者は、必ず機事あり。 機事ある者は、必ず機心あり。(荘子)

科学・技術の発展により現代は便利な機械があふれています。そして機械にばかり頼って物事をかたずけようとします。そんな便利な機械に頼るようになると人間としての心まで機械的になってしまいますよ。

と言った意味になります。コンピュータにばかり頼って文章を書いているため我々は漢字が書けなくなっています。将来コンピュータが無くなった時にはどうなるのでしょうか?車も同じことで、我々は移動手段として車を誰もが利用する時代になりました。車にばかり頼って、歩くことが少なくなりました。その結果ゆっくり歩くことによって得られた季節感やら自然と接することによって得られる情緒を失いつつあります。レストランに入ると最近ではテーブルの呼鈴ボタンを押して店員を呼んで注文します。すると店員は呼鈴を鳴らすまでカウンターでおしゃべりしていて、お客様の接するおもてなしの気遣いもなくなり、機械にだけ反応するようになってしまい人間としての心が失われています。このように便利な道具と言うのは使いだすとそればかりに頼るようになってしまい、人間が機械に使われているようになってしまいます。ですから我々人間は便利な機械を使うことはあっても、心まで奪われないよう肝に命じておく必要があると言うことだと思います。

何千年も前の人が言った言葉が現代の警鐘になっているような気がします。どんなに技術が進歩して便利な物ができたところで、人間の心は昔も今も進歩しないものなのかもしれません。ハードウェアばかりが進歩してもソフトウェアとなる心が変わらないのが人間なのでしょう。

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