10月22日(火)曇
今頃になって秋雨前線が日本の空を覆っているようです。今年は秋晴れと言う日は少ないのかもしれません。午前中に歯医者に行っただけで久しぶりに自宅でゆっくりしています。この二週間慌ただしかったので、たまにはボケっとしているのも良いかもしれない。
以前、日本と言う国はどのようにしてできたのだろうか?日本の神話に隠された真実はどんなことだったのだろうか?と言った疑問について読みあさった本が本棚に並んでいる。
現代の日本人はどう考えても大陸からの渡来人を抜きには考えられないし、大和朝廷による建国の神話は作り話ですが、渡来人たちの日本に渡ってきた時期の違いが、渡来人の覇権争いになり、出雲の国譲りや神武天皇の東征の話になっているようだ。日本の天皇で「神」と名がついている天皇は「神武」「崇神」「応神」の三人しかいませんが、多分実際に存在したのは一人だけだったのかもしれない。大和が統一された時の天皇の話をずっと昔からいるように分割して書かれたのが「日本書紀」であり、「古事記」と考えると結構おもしろい。なにしろ日本に現れた渡来人は青銅器や鉄器を持って現れるのだから、文明の遅れた縄文人からすれば神と思っても不思議ではありません。南米のインカ帝国の人達が白人を「神」と思ってしまったことと同じようなことが大和統一時には起こっていたのかもしれません。日本に先に現れたのが出雲であり、彼らは青銅器を携えていた訳ですが、後から来た神武天皇一族は鉄器を携えて来たと考えると国譲りも簡単に行えるような気がします。まぁそう言う意味で我々日本人は縄文人と大陸から現れた弥生人の混血人種ではありますが、古代の歴史と言うのは渡来人達が暗躍した歴史と考えるとおもしろい。
今の話には本に書かれていない僕の勝手な推察も含まれているので真実かどうかわかりませんが自分はそんな風に考えています。でも2000年近く前に大陸から逃れて来た人達が文化的に進んでしまったのだから、元居たあっちの人達はおもしろくないので、いろいろイチャモンを付けてくるのかもしれません。でも古代に日本に来た渡来人達は元々日本にいた縄文人と同化することによって独自の文化を作って来たわけだから、まったく異なる人種になっています。大昔の話を持ち出して領土を主張し、喧嘩をふっかけるのは遺伝子が近いと言うことも一因にあるかもしれません。