先日のビスタカーをきっかけに手持ちのエンドウ製品をひっぱり出しました。
どれもブラスの重厚感が素晴らしい(ワタシは真鍮原理主義者ではないのですが)。
ついでに気になっていた部分を簡単に手直しすることにしました。
EF57。ご多聞に漏れずウチのもモニターが海老ぞっておりまして、せっかくデッドストックを入手したのに恥ずかしくて出番がない状態でした。
2ヶ所のビスを外して上下をバラし、窓ガラスも外します。ガラスはフィルターやエアタンクと一体成形のパーツと、それを押さえる透明塩ビ板の二重になっております。
全てを外して、裏からアレスターのカシメをリューターで削り、ペンチで引っ張るとモニターが分離します。
幸いモニターは無事そうなので、実物写真を見ながら糸鋸で5分割しました。
荒めのヤスリから順次目の細かいペーパーに替え切断面を仕上げて、プライマーを塗ったあとGMぶどう色2号にクレオス艶あり黒を少量混ぜて調色したものを筆塗りしておきました。
両端はちょっと反っているのがわかりますが、これを修正するのは重い作業になりますので今回はオミット。仕上がると気にならないものです(前が強烈過ぎたので)
アレスターは長年のつっぱりで脚がひん曲がって使えず、銀河の旧タイプを孔を開け直して取り付けました。
いったんプラの端材で穴を埋めペーパーで均し、0.6ミリの穴を開け。
ぴったりに開けられれば、軽く押し込むだけでしっかり止まります。
せっかくの洋白挽物なので塗装はせず、銀色の地を生かしてあります。
あとは車体をよく磨いて窓ガラスをユニクリーナーで拭き、嵌め込みました。
カプラーをナックルタイプに直すか迷いましたが接着してあるデッキを外さねばならないので今回はアーノルドのままにしてあります。
最後に付属のナンバープレートの周囲をダイヤモンドヤスリでエッジを出して接着しました。
なお、今回はモニターの取り付けを含め、全てボンドG17で接着しています。
リアルとか精密なのとはちょっと違いますが、カッコイイ姿を取り戻せて、とても嬉しいです。