いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

トレーニングするなら罰は使う必要なし

2019-04-06 | 叱りも罰もない犬との暮らし方
犬と暮らしていると、犬は不自由この上ないなってこと多くありませんか?
 
ご飯だって、お散歩だってのんびりしたりは犬にとってうれしいことなのに
時間を決められていたり、思うように歩けなかったり、
あっちに行きたいのに脚側歩行をやらされたり…。
ソファの上でのんびりしたいのに、降ろされたり…。
私も昔は「犬はヒトの指示で…。」と考えていましたし、
お散歩でも「メリハリ」という名のもとに犬の自由を制限して
それが犬の暮らしにもプラスになると信じていました。
 
でも人同士でも本当のところはわからないこと多いのに
ましてや違う種である、ヒトと犬との間では
もっとわからないことだらけですよね。
 
「忖度」=他人の気持ちを推し量ること。
こうしてほしいに違いないって先回りしてやってあげた(たいがいはそう思う)のに、
相手はそれを求めてなかったりということも往々にしてあったりしますが、
 
犬はそんなことは思わないので、当たり前のように自分の思うがまま
行動しますよね。
それが、ヒトにとっては困ったことだったりもあるわけです。
 
犬の自発的な行動は…
①犬にとってうれしいことがおきる。
②犬にとって嫌なことがなくなる。
…と行動は増えますし、
③犬にとって嫌なことがおきる。
④犬にとってうれしいことがなくなる。
…と行動は減ります。
とてもシンプルですよね。
 
実は犬にとってうれしいことを私たちが示すこと①はそれほど難しくありません。
②~④の3つは、条件が厳しくなります。
 
犬がその行動をしてから、犬にとって嫌なことがおきるまで、嫌なことがなくなるまで
うれしいことがなくなるまで、の時間が短いこと、適切な強さであること、
その行動をしたら私たちは毎回示さなければなりません。
特に適切な強さってわかりますか?犬にとってですよ。試せませんよね…。
そうなると、四六時中行動を監視してなければならないことになりますから
日常生活の中では絶対にできないことになってしまいます。
犬の困った行動をやめさせるって結構手間がかかるものです。
 
 
反対に、「犬にとってうれしいこと」って飼い主さんだったらよく知ってますよね。
ただ、よいことをしたら…に限定するとこれは難しくなりますよ。
 
それより、「Choco.はいい子だねぇ」と言い続けることは
難しくありません。
これはなにも行動に限ったことではなく、存在そのものをいとおしむことです。
 
今目の前にいる愛犬は、言うことを聞く犬であるよりも
そばにいてくれること、わかりあえる間柄であることが
犬と私たちにとって一番幸せなんじゃないでしょうか。
犬のことをわかってあげることから始めませんか?
 
 
 
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