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卓越性の探究者、波田野が皆さんに販売戦略・営業手法についてや、コミュニケーションについて思う事をお届けします。

マーケティング研究 他社事例 その126 透明ディスプレーとは?②

2017-11-24 12:05:50 | ビジネス
こんにちは、彩りプロジェクトです。

このブログでは、中小企業支援を目的に様々な情報提供を行っております。

少しでも皆様の経営のお力添えが出来たらと思っております。

彩りプロジェクトは経済産業省・内閣府 経営革新等認定支援機関(関財金1第492号)です。



透明ディスプレーとは?②

ジャパンディスプレーが開発した透明ディスプレーは、「不透明な部材」を画面の端に固める事で光を通し、向こう側の景色が見えているのです。

光の量と色を表現するLEDライトをパネル背面では無く、端に配置したのです。

LEDライトが発した光は、ガラス基板と液晶の間を反射しながら進みます。

ただし、反射しているだけでは光は外に漏れず、ディスプレーは透明なままとなります。

ここに映像を表示するために、ジャパンディスプレーは屈折率が従来と異なる新たな液晶を開発したのでした。

課題は大型化です。

透明ディスプレーの最大の特徴は、周囲の空間に溶け込みやすい事です。

インテリアを重視した家具への搭載も、ジャパンディスプレーは視野に入れているようです。

シャープも同様に開発を進めています。

2016年夏に、埼玉高速鉄道の車両で技術実証をしました。

運転席と乗客席の仕切り部分に17インチの透明ディスプレーを組み込み、キャンペーン情報などを表示したのです。

時にシースルー、時に普通のディスプレーのような画面は思った以上に外が明るくてもきれいに見えると評価を受けたようです。

シャープが得意とするのが、省エネ技術です。

その名も「IGZO(酸化物半導体)」です。

「IGZO」は、電流が流れやすく、回路を細かくする事で透過率を上げやすい特徴を持っています。

大型化もすでに視野に入っているそうです。

アパレル店舗のショーウインドウなどで導入が進めば、街の風景が一変しそうです。

(続き)



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