数か月前から、ずっと楽しみにしていブロードウェイミュージカル『スゥニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』に出かけてきました。広島で2日間だけの公演。
主演 市村 正親と大竹しのぶ トニー賞受賞のブロードウェイミュージカルを、宮本 亜門の演出。
ジョニーデップで映画にもなったけれど、内容がグロテスクなので、怖がりの私は映像化されて血とか肉とかがリアルに視覚に訴えてくるのは・・・・・・・ダメダメ。
市村 正親は、TVで見ると、オーバーアクション気味でくどいなぁ~と食傷気味でしたが、やっぱり舞台の人であったか。迫力・在感が違いました。
篠原 涼子は、こういう所に惚れたのでしょうか・・・・・・
大竹 しのぶも、舞台では評価が高い人なので、TVでのポケ~とした感じはなく、下品で狂気な感じの演技は、さすが。ただ、歌は・・・・・・・・どっちかというとヘタなんじゃ・・・・(素人耳ですが)
重要な役どころの青年は、武田 真治でした。歌はちょっと・・・・・・聞き劣りします。
武田 真治といえば・・・・・・・むかし、うちの北海道支社に武田 真治の実姉が勤務していて、偶然、何かのレセプションで一緒になったことがあります。北海道支社の人に『あの子、可愛いでしょう~武田 真治のお姉ちゃんなんですよ』と、自慢された。確かに可愛かったし、背が低いとこも同じDNAだと思った。まだいるのかなあ、武田姉。
スゥィニートッドは、職業理髪師の殺人鬼だけに、カミソリで喉を掻っ切るシーンが何度も出てきます。舞台だとわかっているのに、そのシーンは怖くて直視できない・・・・・
死体は人肉ミートパイにしちゃうという設定なので、肉挽き器を回すんですよ、ゆっ~くり、ゆっ~くり。ぎょ~え~。
元々、日本人にミトーパイを食べる機会はそうそうは無いけど・・・・・それでも、私は当分食べないと思います
このミュージカルは、グロテスクだしハッピーエンドじゃない、それどころか救いも無いし、始終暗い。でも装置や場面転換がよくできて陰鬱な雰囲気は舞台ならではのお楽しみ。
ダンスは無いけど(大竹しのぶ、踊れそうにないもんね・・・・・)、オーケストラピットが無いホールなのに、ちゃんとオーケストラがいて生音源でした。どうやって、設置したんだろう~
観劇には『非日常』を求めて出かけます。ひと舞台の数時間10,000円以上の投資なので、チマチマした心理劇とかは、舞台じゃない他のどこかでやっとくれ、と思います。
昨秋、博多座で観劇して夢みるようにキレイだった坂東玉三郎や大地真央とは、また違った夢実心地の非日常にどっぷりとひたった3時間半でした。
形に残らなくても、心に残るものにお金を使うぞ、というのが私の今年のテーマなので、来月ももう一本観劇に行ってきます。
さて、帰宅してからは、ブロ友hifu-mieさんが、わざわざオリジナル解説書付きで送ってくれた『嵐』のミュージックDVDを、長女と一緒に見ました。
長女は、嵐のベストCDは持っているものの、お金が無くてDVDは買えなかったようで、『見たい、見たい』と、2歳児ゆりっぺを連れていそいそとやってきました。
嵐を見ながら、『あら~松潤、キレイ~』と親子三代で見とれる、これは日常、非日常???嵐鑑賞編はのちほど・・・・・・・