昨日は、ついについに、ピアノを断捨離してやったぜ。
古いとは思ってましたが、昭和46年製でしたわ。
うちのピアノと同級生のみなさまがた「46年生まれって、捨てられるんだ!!」と胸を痛めないでね。
なにせ古すぎて、買取じゃなくて、処分費を支払ってくれ、と言われるのも当然なレベル。
心配性のオットは「10万円くらい吹っ掛けられるんじゃないか」と懸念して「悪いけど僕は戦うよ」とひとりで戦闘準備モードに入っているので・・・「穏便に、穏便に」となだめていたら・・・
やってきた業者さん、実に物腰がやわらかく紳士的。査定の結果、無料で引き取るとのこと。
それを聴いた途端に「えっ??良いんですか」と一転して機嫌よくなり、業者さんの作業をイソイソと積極的に手伝いを買って出る非力なオットとワタクシ。
業者さんに「危ないですから、おかまいなく」とやんわり邪魔だと言われながらも、せめて「気遣ってます」という心意気だけは伝えたい。
「腰痛になりませんか」とか「お二人で、これを抱えるってすごいですね」と、作業中の業者さんの周りを、ムダにウロウロしてました。ほんと、ムダな心くばり。
トラックに積み込まれるピアノを見ていると、ちょっぴり寂しくなって「ピアノ、バイバーイ」と、手を振ってみたり、リビングでスカスカになった広いスペースにシンミリするitatchiファミリーでした。
再生されて、中国の北京あたりで、可愛いがってもらえるんだろうか???
ひょっとして数10年後「ピアニストとしての私の始まりは、狭いアパートで父に買ってもらった日本から来た古いピアノからでした」と、世界的ピアニストが語るそのピアノになるかもしれない・・・
・・・と、自分が処分したピアノに、えらい壮大な夢を押し付ける。