Evergreenでちょっとsilverなdiary

人生100年時代といえども後半戦。好きなものはアレコレ・・・本、映画、観劇、ガーデニングに食べること。

ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由

2017-06-18 | カルチャー

広島ブログ

珍しく手に取ってみたビジネス書。
こんなインパクトのあるタイトルを目にしたら、読んでみたくなる『ただめしを食べさせる食堂が今日も黒字の理由』


サラリーマン家庭に生まれて、サラリーマンになり、家族もみんなサラリーマンの一家のワタクシは、好きなことを仕事にしたり、自分のお店を持つことに、漠然とした憧れはあるんです。

著者の小林さんは、好きなことを仕事にしようと、起業して自分のお店を持った方。
その小林さんが、ランチタイムには4~5回転するカウンター12席の定食屋を、従業員0人で切り盛りして、おまけに高い利益も出している、その独自のシステムが公開されています。
公開して、真似されたら困る、なんてケチな考えが無い。
1人でお店を切り盛りしている自営業の方が読むと参考になると思いますが、かなり心の軸が定まっていないと、真似出来そうもない。

『未来食堂』には、『まかない』という労働スタイルや「さしいれ」という持ち込み『ただめし』「サロン18禁」という運営形態があります。
どれも普通の「まかない」「さしいれ」「ただめし」と違うのは、関係のない人同士のつながりであること、お店が一番損しているように見えて利益が出ていること。
「サロン18禁」などは、18才以下でないと店できないし。

誰でも使える1食分の無料券である「ただめし券」は、店外の壁に貼ってあります。
その券を、とくに困窮している風でもない人が、毎日使ってる。ある日、その人がお金を払って定食を食べた。ドラマなら、ここで感動して終わりなんですが、現実はそうもいかない。また翌日から、ただめし券を使い続ける。
こんなチャッカリなやつには、ムカつくところ。
私だったら、こいつぅ~とイライラしますが、小林さんは自分が始めたことだから感謝を強要してはいけない、と覚悟を決めている。


潔い人は、どんな仕事をしても、かっこいいのだ。

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