いっとき台湾LOVEのマイブームがきて台湾を舞台にした本を読み漁ってた時期がありました。
東山彰良の「流」。吉田修一の「路」そして、ワタシの台湾ブームの火付け役で、人生ベスト5内の良書に入る辛 永清「安閑園の食卓」など。
若い頃に台湾に行ったときは、台湾の騒々しさやガヤガヤした空気がダメで、リピは無いなと思っていたのだけど・・・人間、年を取ると、許容範囲も広がり、嗜好も変わる。
今はまた行きたい、ぜひ行きたいと思っている国のひとつです。
台湾を舞台にした文学は、台湾の亜熱帯の気温や、猥雑な空気、情の篤いお国柄を感じさせる作品が多くて、読んでて心躍ります。
いま、なんとなく鬱屈した空気の日本なので、久しぶりに台湾ものを読みました。
東山 彰良の『小さな場所』
台湾の怪しい繁華街で食堂をやってる両親の元で暮らす小学生の男の子が主人公。
怪しくて、ずるくて嘘つきばかりの住民たちの中で、大人びた事情に触れながら生活していく姿がテンポ よく描かれてます。
どうしようもない生き方しかできない大人にも寄り添える子ども。大切なものが何かをちゃんとつかめる子ども。
台湾は、亜熱帯特有のゆるさみたいないい加減さがあるけど、常識を振りかざさないという点では、日本より成熟してるんじゃないかしら。
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