いつも運転している軽自動車にかわって、大型ワゴン車を運転していたら、突然横っ腹にガーンという衝撃があって、ガードレールにぶつかったのは、3月のこと。
車検代やら修理代やらで、総額30数万円になるという・・・・・・なので、10年めだし・・・・・・この際、思い切って新車を購入しました。
新車にかわった途端、夫は私が新車を運転するのを、えらく嫌がる・・・・・・そんなこんなで、私が初めて、単独でこの新車を運転したのは、4月8日 金曜日の夜のことでした。
人通りも無いし、車もほとんど通っていないような道を運転中に、ピロロロ~ん♪と携帯の着信音が。
そういう時って、反射的にチラっと携帯画面に目が行きますよね。
それで、注意力散漫になったのか、見落としたのか・・・・・交差点を右折した途端に、偶然対向車線にいたパトカーに『止まってくださ~い』と拡声器で呼び止められました。
えぇ~私ぃ~
停車して窓を開けたら、警官が『運転手さん、信号無視ですよ。免許証もって後ろのパトカーに乗ってもらえますか。』と丁寧だけど、うむを言わさない感じで宣告されました。
信号無視したっけ~覚えがないんんですけど、故意じゃなくて無意識なんですけど・・・・・・とか、瞬時にいろんな言い訳が頭の中をグルグルしたけど・・・・・・・ここで抵抗すべきか、素直に従うべきか・・・・・・・と逡巡しましたが・・・・・それよりも・・・・・・・。
『どうしました?パトカーに移ってください』と警察官の声が少しとがってきました。
なぜなら、私がマイカーから出てこないからです。抵抗したわけではなく、とっさのことでパニクったのか、初めて運転する車の仕組みが理解できなかったか・・・・・・・どうしても・ドアロックが開錠できなくて、ドアが開かないんんです公務執行妨害じゃないからね~。
『スイマセン・・・今日初めてこの車に乗ったので、ドアロックがなぜかはずれなくて、降りられません・・・・・』と正直に打ち明けたら・・・・・・『でも、乗ったんでしょう?』・・・・・・・『はい。乗りました。でも、なぜか降りれないんです・・・・・』・・・・・・・と、小さくなっていると・・・・・・あきれたのか『じゃあ、車の中で待っててください。切符持ってきますから』と。
あきれられたけど、あきらめられはしなかったみたい・・・・・
しばらく、ドアロックをガチャガチャやっていたら、ロックが外れたなんだぁ~、今までの車と反対方向にロックを倒せばよかったみたい。
遅ればせながら、マイカーを出てパトカーの後部座席に乗り移りました。救急車には乗ったことはあるけど、同じ緊急車両でもパトカーは初めて。←自慢じゃないって?
これで反則金を払ってください、と淡々と渡された納付書。
←4月15日期限で、9,000円。
『えっ納付期限は1週間しかないんですかっ』と、ビックリ。『期限までに支払えなかったら(支払わなかったら、じゃなくて)どうなるんですか』と尋ねると、『これ持って、出頭してください。』と、今度は、コレ↓
反則金を納付した時は、出頭する必要はありません、だって。
・・・・・おとなしく期限内にお支払いしましたよ。出頭したくないもんね。
でも、信号無視したかなぁ~、覚えがないんだけどなぁ~、したんだろうなぁ~。
銀行員の夫に反則金の入金手続きを頼むと拒否。私のお小遣いから出すんだから、支払ってもらうだけ、子どものおつかい程度の労力なのに・・・・・・・・断固拒否。
でも、私もちょっと恥ずかしくて、固定資産税の納付書に紛れさせて、目立たないようにコソッと銀行の窓口嬢に差し出しましたけどね。
京都旅行から自宅に戻って、すでに1週間以上たっているのに、引き続き、このネタを引っ張っててスイマセン・・・・・。
京都2日目。前日の陽気と違って、この日は寒さがぶり返して、4月だというのに寒い、寒い。これを風雅に花冷えというのかしら??
最初に向かった先は、超メジャー 金閣寺。文字通り金ピカじゃん。
近くに寄ってアップで見ても、やっぱり金ピカじゃん
職員さんの説明では、伝統工芸士が年間300日くらい、毎朝、開門前に手入れをし続けてるんですって。だよね~。こんなにキレイに金箔を保つためには、すごく手がかかってるんですね。
今回のメインイベントは、桜でピンクに染まる(はずの)嵐山を見ること。古き良き時代のチンチン電車の雰囲気が残っている嵐電で嵯峨・嵐山へ。
←駅名が『仁和寺』『龍安寺』と、続々とメジャー神社仏閣の名前が目白押しで出てくる。
嵐電から、トロッコ列車に乗り換えて、桜の景勝地 保津川渓谷を鑑賞する30分の観光列車の旅。
このトロッコ列車は、指定席になっているので、指定された5号車へ。これが悲劇の始まり~やっぱり全行程が順調なはずはなかった・・・・・
ナント・ナントこの列車には、窓ガラスが無いっっ~い列車のオープンカーみたいなもの???
当日は、よりによって、4月とは思えないものすご~く寒い日。観光用とはいえ、一応列車だし・・・・自転車よりは早かろう~走りだしたら風を切るんじゃ・・・・・・と、不安がっている間にも、列車は陽気に動きだし、にこやかに手を振るホームの駅員さんをしり目に、乗客は心なしかみんな不安そう・・・・・・・・・・赤ちゃん連れの乗客が、赤ちゃんをしっかりとショールで巻き込んでいた・・・・・・
走り出して、いきなりぎょえ~寒~い風を避ける場所が無いっっオープンエアには早すぎるぅぅ。
景色を楽しむよりは、ただただ寒い。帰りは死ぬな・・・・・・・と思っても、帰らないわけにはいかないので、覚悟して乗り込んだ復路の指定席は2号車。アレっこの号車は、窓にガラスがちゃんとある
窓ガラスが無いのは、5号車だけだってほっとすると同時に、なんで5号車だけ、窓ガラスがないのよと憤慨しました。
保津川渓谷は、全山、桜の木だというのに、まだちらほらとしか咲いていなくて……残念。
列車を降りた途端、飲んべいチームの夫とK子ちゃんは、売店でカップ酒を熱燗にしてもらって暖をとっていました。
嵯峨の大河内山荘。見事な庭園と、借景の嵐山。残念。やっぱり桜はまだほとんど咲いていませんでした・・・・・・・
←竹林の道
お昼ご飯は、京都といえば湯豆腐よね。豆腐料理『竹むら』で遅めの昼食。
←豆腐の名店 森嘉の豆腐を使用。なめらかでやわらかいのが特徴です。
『竹むら』の女将が、お客様が少ない、と嘆いていました。やはり震災の影響が大きいようです。11月の紅葉の季節に訪れた時の京都は、ものすごい混みようだったのに・・・・・。
なにもかも自粛してしまうと、経済が停滞してしまう、と、思って予定通り出かけた京都でした。
そして、オープンエアの列車で寒風にさらされた以外は、めずらしく珍道中とは相成りませでした。
(左)醍醐寺の池に映える桜。(右)天龍寺の庭園だったかな??
一人暮らしで自炊の長男が欲する食材は、いつでも肉・肉・肉。
京都旅行の初日の晩ごはんは、野球の練習と新入生勧誘のチラシ配りを終えた長男と合流して、『肉専科 はふう』へ。
京都特有の細い通りの住宅街に佇んでいるので、ホントにこの通りで間違ってない???と心細くなり、やっとお店を見つけた時は正直ホッお店の紹介記事には『京都市役所から徒歩5分』と記載してあったけど・・・・・・あの距離を5分で行くには、時速20㌔くらい出ないとムリじゃないか・・・・
←スタイリッシュなんだけど古都の風情になじんだ間口。
血のしたたるお肉をガッツリ食べて、赤ワインがぶ飲みしよう、と呑兵衛たちが言うものですから、サーロインステーキディナーコースにしました。
ひと口サイズのお通しは鴨の燻製。昼間は鱧(ハモ)で夜は鴨(カモ)
スタイリッシュな前菜は、大根のジュレだって。透明なジュレの上に乗っている、小指の先ほどもない甘鯛のグリルでさえ香ばしくい。カリカリして、こんなに小さいのにおいし~い。こういうのを仕事がしてある、ていうのかな。
黒豆のポタージュスープやたっぷりのサラダが出た後に、本日のメインイベント、サーロインステーキ。焼きはミディアムレアでお願いします。
これが柔らか~い。脂身がすべて取り除いてあるから、まんま全部肉。お店の人が自信がある、と言っていたサーロインは、サーロインなのにあっさり。塩で食べて満足・満足。これで180㌘。付け合せのチーズ饅頭がまた美味しい。
この店で一度は食べたい、と評判なのは、特製ビーフカツサンドイッチ。ナントお値段5,000円なりぃ。
『いくらなんでもサンドイッチに5,000円は出せん、出せん』とみんなが口々に言うので、控えめにワンランク下の1,800円のサンドイッチを一皿だけ注文。
これがおいしかった~見よこのピンクの肉肌大口あけてあんぐりとかぶりついても肉がや~らかいパンの数倍は厚みがある職人芸のフィレ肉のカツ。
1,800円でこんなに美味しかったら・・・・・・5,000円の特製サンドはどんなだろう~
当初の計画では、晩ご飯のあと、桜の名所青蓮院のライトアップを見物に行く予定でしたが・・・・・・赤ワインのフルボトル2本を開けているうちに、そんな話はすっかり忘れて・・・・・・・ワインは、腰が重くなるよね~
法学部なのに、必修の『憲法』と『民法』の単位を落し、一般教養の『数学』をA判定で通過する、相変わらず効率が悪い、というか・・・・要領の悪い長男の大学生活にお小言のひとつ2つも言おうと思っていたのに・・・・・・赤ワインが廻ってしまった。
京都の桜がまったく出てこなくてスイマセンこれオマケ。嵐山編は次回に続く←まだ続くんかい???重ねてスイマセン。
今年は寒くて、なかなか春が来ない・・・・・・でも、数か月前から、もうホテルもレストランも予約しちゃった
朝6時半に友人K子ちゃん夫妻の車に夫と2人便乗して、広島を出て向かった先は、11月以来の京都です。
京都は桜が満開のはずが・・・・・冒頭とおり。今年は、例年より10日以上、開花が遅いとかで、う~ん残念。
渋滞もなく、いたって順調、順調。天気も良い。私は雨女なうえ、いつも、珍道中ばかりなもので、こんなに順調だと『このまま済むのか・・・・・・』と、全員疑い深い。
最初に向かった伏見稲荷で、商売繁盛の神様に、女社長のK子ちゃんが家業繁栄のご祈祷をしてもらっている間に、有名な千本鳥居へ。
本気で全部回ると、数時間かかる、と脅されたので、ほんのさわりだけ。守り神のおキツネ様りりしい。
案の定『1・2・3・・・・・・・113・114・・・・・』と鳥居の数を一生懸命、数えながら歩く小学生がいた。正しい小学生のあり方だ。最後まであきらめるなよ~
お稲荷さまらしいキツネ型の絵馬がカワイイ。みんな思い思いの顔を描いている・・・・つぶらな瞳あり、おマヌケ顔がいたり・・・・・
京都最初の桜は、この伏見稲荷で。ピンクが濃い枝垂れ桜。
お昼ご飯は、美味しいものをたくさん知ってるK子ちゃんが、みんなにぜひぜひ食べさせたい、と大推薦の『鱧(ハモ)しゃぶ』を出す高瀬川沿いの『割烹なか川』へGO。窓の外には、桜並木が見える絶好のロケーション。夜は敷居が高くてとてもとてものお店も、ランチコースならプチ贅沢が出来ます。
『鱧(ハモ)しゃぶ』なんて聞くのも見るのも初めて・・・・・・・・。なので私の頭脳の中では『はもしゃぶ』じゃなくて『しゃもはぶ』と変換されていたので、夫にお昼ご飯は『しゃもはぶ』だって、と伝えたら、けげんそうな顔をしていたっけ。『軍鶏(シャモ)』+『はぶ(蛇)』で、ゲテモノ鍋を想像していたらしい。
ハモのビフォー⇒アフター。鱧の骨でだしをとった透き通ったスープの中で、しゃぶしゃぶしたら、クルンと火が通って、歯ごたえ十分、想定外のお味。『こりゃあ~美味しい』と、みんな夢中でしゃぶしゃぶしました。
絶妙なシャーベット状に凍らせた冷酒と、感動ものにキレイなたたきこんで磨きこんだしゃぶしゃぶ鍋。この鍋は芸術品の域。
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お腹いっぱいになって、次は醍醐寺へ。戦国時代に派手好きの豊臣秀吉が催した『醍醐の花見』で名高い有名なお寺。
前日検索した京都の桜マップで唯一『満開』となっていた場所。
こんな大木の桜、初めて見た、という巨木・古木。楚々と咲くイメージの桜ではなく、圧倒的、わんさか、と咲いています。枝ぶりもゆうに10㍍はあるんじゃないか。
たしかに、派手好き秀吉が好きそう~国宝・重要文化財がゴロゴロするお堂内を見て回りました。
夜ごはんは、野球の練習が終わった長男と待ち合わせして、京都市役所近くの麩屋町通り『肉専科 はふう』へ。
夜ごはん~2日目は、次へ続く。