【欲望のままに】コロナ休校で荒れる10代の性「カラオケで乱交をしてしまった

他の先進国と比べると、さまざまな面で遅れている日本の性教育。後をたたない10代の望まない妊娠、中絶、性病感染……。今後始まる新型コロナ時代に、若者は性について何を知ればいいのだろうか。
3/7/2021
『Wの悲喜劇 ~日本一過激なオンナのニュース~』(ABEMA)では、2時間スペシャル番組として『コロナ時代の性教育』を配信。突然の“コロナ休校”に見舞われ、生活が一変した若者たち。若者世代・母親世代・LGBTの方々をゲストとして招き、討論した。
【動画】カラオケのファミリールームで飲酒&乱交…思春期男子から実際に寄せられた悩み(6分ごろ)
開業助産師として働きながら、小~大学生・保護者向けの性教育をテーマとした講演活動を行っている櫻井裕子さんは「思春期男子からの電話相談がとても多い」と語る。思春期男子から性の相談を受けた話を自身のAmebaブログ『性教育とぽんずともろみ』に投稿したところ、それを見た男子たちからの相談が多数届くようになった。
もちろん、性に関する公的な相談窓口も存在するが、当番でいろいろな人が答えるシステムであることが多く「『そんなことばっかり考えてないで勉強しなさいよ』と叱られるだけのケースもある」と櫻井さんは述べる。いろいろ探して辿り着いた先が、櫻井さんの医院の電話番号だった男子もいたという。
高校生の男子からは“友人”の悩みとして「カラオケボックスで乱交をしてしまった」という相談が届いた(※番組では、櫻井さんが思春期男子から受けた相談のうち、本人より公開の許可を得たものを紹介)。その友人はカラオケを楽しむつもりで、友達10人程度とカラオケボックスに入ったが、持ち込んだアルコールを飲むなどしているうちに場の雰囲気が徐々に変わっていき、やがて性行為が始まってしまったという。
しかし、相談者の“友人”の悩みは「カラオケで乱交をしてしまったこと」ではなく、「その場で勃起しなかった。ED(勃起障害)なのではないか?」と思ったことなのだという。新型コロナウイルスにより、休校などが相次いだタイミングで、問題の本質はそこではないはずなのに、「ちょっとズレてる」と振り返る櫻井さん。
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