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強い台風7号 お盆休みを直撃 週明け本州に上陸の恐れ 

2023年08月14日 18時03分43秒 | 天候のこと

強い台風7号 お盆休みを直撃 週明け本州に上陸の恐れ 鉄道は計画運休の可能性



画像:tenki.jp
強い台風7号は、暴風域を伴って、14日(月)頃から本州に接近、15日(火)には本州にかなり接近・上陸の恐れがあります。お盆休み期間ですが、交通機関に大きな影響を与える恐れがあります。

台風7号の進路
10日17時現在、強い台風7号は、父島の南東約200キロを1時間におよそ10キロの速さで西北西へ進んでいます。


台風7号は今後、北上し、暴風域を伴って強い勢力で14日(月)頃から本州に接近し、15日(火)には関東や東海、近畿付近に上陸する恐れがあります。


その後、海外や日本の予測モデルでは本州を縦断する予想のものが多くなっています。お盆休み期間の列島を直撃するでしょう。

お盆休み期間は大荒れの恐れ

台風7号は、小笠原諸島に11日(金・山の日)に最も接近する見込みです。小笠原諸島では大荒れの天気で、猛烈な風が吹く恐れがあります。暴風や高波、大雨による土砂災害に厳重な警戒が必要です。


本州の太平洋側の海上でも、うねりを伴って波が高くなり、12日(土)からは次第にしけるでしょう。海水浴シーズンですが、海のレジャーは注意が必要です。


台風の接近・上陸に伴って、14日(月)から16日(水)頃にかけては関東や東海、近畿、北陸を中心に暴風が吹き、大荒れの天気となる恐れがあります。台風本体の活発な雨雲がかかり、警報級の大雨となる恐れもあります。海上は大しけとなりますので、海岸付近には近づかないでください。高潮にも注意、警戒が必要です。東北や四国、中国地方でも風や雨が強まる可能性があります。台風の進路や進む速度によって大荒れの地域や荒天期間が変わる可能性があります。最新の台風情報にご注意ください。


お盆休み期間で移動が多い時期ですが、交通機関に大きな影響がでる可能性があります。JR東海や東日本、西日本によりますと、台風の進路や勢力次第では、新幹線や在来線で計画運休や運転見合わせ、行先変更などが発生する可能性があるとしています。新幹線だけでなく、空の便や道路にも大きな影響がでる可能性があります。最新の交通情報にもご注意ください。


以下はリンクで





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「これで小沢は終わりだ。小沢の闘いも終わる」逮捕されたのは、自民党の派閥のドン…小沢一郎の政治生命が尽きかけた

2023年08月14日 10時03分08秒 | 政治のこと
「これで小沢は終わりだ。小沢の闘いも終わる」逮捕されたのは、自民党の派閥のドン…小沢一郎の政治生命が尽きかけた「金丸脱税事件」の衝撃 (msn.com) 

「マスコミの諸君は次元の低い悪口ばかりだが…」30年前に小沢一郎が記者たちに打ち明けた「政治改革の夢」 〉から続く


 1993年3月、自民党の派閥会長が逮捕……小沢一郎の政治生命が尽きかけた「金丸脱税事件」とは?


 小沢氏の番記者を務めるなど長年にわたって日本政治を取材し続けたジャーナリストの城本勝氏の新刊『 壁を壊した男 1993年の小沢一郎 』(小学館)より一部抜粋してお届けする。


(全2回の2回目/ 前編を読む )





ゴールデン・トライアングル
 永田町には国会議事堂をはじめ、首相官邸や議員会館、政党本部が建ち並び、政治団体や政治家の個人事務所が入ったビルも集中している。そのため、権力の中枢とも言われている。


 なかでも、国会裏からの下り坂と山王日枝神社からの下り坂が合流するすり鉢状の地形の一帯は、ある時期「ゴールデン・トライアングル」と呼ばれていた。


 日枝神社からすり鉢の底に向けて坂を下ると、正面には金丸事務所がある高級マンション「パレロワイヤル永田町」、その隣に小沢の個人事務所が入居している「永田町十全ビル」、さらにその向かい側には竹下事務所が入る「永田町TBRビル」があった。


 竹下内閣ができた1987年から小渕派と羽田派に分裂する1992年までは、竹下派が自民党最大派閥として権勢を振るっていた。


 その派閥会長の金丸とオーナーの竹下、それに幹事長を務めた後に派閥の会長代行となった小沢の3人の名前から「金竹小支配」とも言われていた。この三角地帯に立つと、金竹小の事務所が一望できる。そのためゴールデン・トライアングルと名付けられた。


 実際、政局に大きな動きがある時などは、私たちはすり鉢の底にあたる交差点付近から3事務所の人の出入りをチェックしたりもしていた。


 しかし、この三角地帯に何時間も立ち尽くし、そのうえ何の成果も得られない日のほうがはるかに多かった。


 諸説あるのだが、「金竹小」との名言は私の知り合いの新聞記者の発案らしい。ただ、その金竹小が一度に見張れるからゴールデン・トライアングルと呼ぶのには異議があった。私にとっては黄金の三角地帯どころか、貴重な時間が消えてなくなる「魔の三角地帯」バミューダ・トライアングルだったからだ。


「4億円の脱税容疑」で逮捕
 3月6日土曜日。その三角地帯で、ある異変が静かに進行していた。


 この日国会では、平成5年度予算案を採決するための衆議院本会議が予定されていた。自民党政府は、竹下、小沢への証人喚問や緊急経済対策の減税問題を巡って野党との折衝が難航し、苦しい審議状況が続いていた。だが、予算案が衆議院を通過すれば何とか年度内成立が見通せそうだった。


 与党議員と霞が関の官僚たちだけでなく、政治記者もそして野党議員すらもほっと一息つけるタイミングだ。例の三角地帯も、政界関係者の往来は少なく、そこに立つ記者もいない。


 そんな緊張感が緩んだ土曜日の昼過ぎ、金丸はパレロワイヤル永田町6階の事務所を出て、目と鼻の先のキャピトル東急ホテル(現ザ・キャピトルホテル東急)に向かった。


 前日、東京地検から「確認したいことがある」と呼び出しを受けていた。東京佐川急便からの違法献金の件は決着がついたはずだ。罰金刑を受けた後は議員も辞職し、大人しくしている……。


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 金丸は「たいしたことじゃないだろう。ちょっと行ってくる」と言い残してホテルに向かった。指定された部屋に行くと、東京地検特捜部の検事が待っていた。そのまま目立たないように法務省の合同庁舎に身柄を移される。そして、取り調べを受けた後の午後6時過ぎ、4億円の脱税容疑で逮捕令状が執行された。


 引退したとはいえ政界に絶大な影響力を持った金丸の逮捕だ。東京地検は、綿密な捜査を積み重ねて容疑を固めたうえで、予算案の衆院通過直後という政府与党への影響が最小限に抑えられ、しかも政界もマスコミも一瞬気が緩む瞬間を捉えて電光石火の勝負をかけた。


 検察にとっては、前年の東京佐川急便事件の処理を巡って傷ついた威信を取り戻す意味もあった。


 竹下派のドン・金丸の後継を巡る小沢と梶山の主導権争いがその事件に絡んだ結果、東京地検は事件処理に手間取った挙げ句に金丸本人の取り調べもせず、略式起訴で罰金刑の処分を選んだ。金丸を特別扱いしたと世論に受け止められ、批判の嵐にさらされていた。


 その汚名を雪ぐため国税当局の力も借りて執念の捜査を続けていたのだ。「巨悪は眠らせない」と、疑惑には徹底した捜査で臨み、たとえ相手が元首相であっても逮捕・起訴には躊躇しない。日本最強の捜査機関としての誇りを取り戻すためにも、東京地検特捜部にとって金丸逮捕は絶対に失敗できない事件だった。


 同じ頃、私は野党担当記者として予算取材にあたっていた。その取材は衆院通過が決まった時点でヤマを越える。予算案については憲法上の規定により衆議院の優越が認められているため、事実上成立が決まるからだ。


 所得税減税を求めて審議拒否を続けた野党だが、梶山が水面下の交渉で「所得税減税を前向きに検討する」と約束し、手を打った。これによって予算案は6日土曜日に本会議にかけられる日程になった。


 残る私の主な仕事は、予算通過後の野党の談話取材だ。これは既に予定稿ができている。不測の事態が起きないか見届けるのは同僚記者に任せて、久しぶりに早めの帰宅をしていた。


 自宅で夜7時のニュースをチェックしていると、机の上に置いてあったポケベルがけたたましく鳴り始めた。政治部の電話番号が表示されている。自宅の電話にかけてこずにポケベルを鳴らすのは、緊急時の一斉呼び出しの時だ。


 ひどく嫌な予感がした。政治部にかけても案の定繋がらない。記者クラブにかけても話し中だ。何か重大な事態が発生しているのは間違いない。


「金さんがパクられたらしいぞ」
 何が起きたんだ……。そのうちサブ・キャップから電話がかかってきた。


「あのな、金さん(金丸)がパクられたらしいぞ。詳しいことは分からないが、東京地検で発表があるらしい。社会部は完全にテンパってるからそっちでも情報を取ってくれ。野党の反応もいるな。原稿は俺が受けるわ」


 いつものように眠そうな口調でそれだけ言うと、電話は切られた。


 この人は、何が起きても動じない。大した度胸だと思ったが、いまは感心している場合じゃない。私は慌てて知り合いの政治家や秘書に片っ端から電話をかけた。話し中が多くなかなか繋がらない。運よく繋がっても、


「何があった? どうなっているんだ?」


 と逆に質問攻めに遭う状態だった。


 東京地検が金丸逮捕を正式に発表したのは午後9時。容疑は、割引債など4億円の所得を隠していた脱税だ。


 金丸ほどの大物政治家が蓄財としか思えない所得隠しをしていた事実は、政界やマスコミに深刻な衝撃を広げた。金丸逮捕が政局に重大な影響を与えるのは間違いない。私は、特に小沢の行動は、かなりの制約を受けるのではないかと思った。


「金竹小」の一人であり、むしろ権力を行使する実権は小沢が持っていた。竹下のスキャンダルでも証人喚問に応じざるを得なかった。事件がどういう展開を見せるにしても、小沢の関与が当然疑われるし、説明を求められる。政治行動が制約を受けるだけでなく、場合によっては小沢自身の政治責任も厳しく問われるに違いない。


「これで小沢は終わりだ。小沢の闘いも終わる」


 政界に関わる誰もがそう考えた。私も少なくとも政治改革を巡る動き、特に小沢が進めている水面下の野党工作は、中断せざるを得ないだろうと思った。


 小沢とその周辺は現役の小沢番が中心となって取材している。しかし、各社が取材対象に殺到している状態のなかで、独自の取材をすることは難しい。そういう時こそ、長年苦労して関係を築いてきた「OB記者」の出番だと思っていた。それはある種の功名心でもあるが、担当でなくても「他社に抜かれる恐怖心」は変わらない。現役の小沢番の邪魔にならないように、密かに小沢の胸中を知る方法はないだろうか……。


小沢に電話を入れると…
 私は深沢の小沢の私邸に電話を入れた。受話器を取ったのは、住み込みの秘書だった。


「先生は誰の電話にも出ないと言っています。取材は、明日の昼頃に懇談でコメントを出すと番記者の皆さんに連絡したところです」


 予想通りだった。


 私が「じゃあ、それが終わった後、夕方には1人でこっそり行くからと伝えておいて」と頼むと、「分かりました。先生が会うかどうかは分かりませんが、一応伝えておきます。5時過ぎでいいですか」と了解してくれた。


(城本 勝/Webオリジナル(外部転載))










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