土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

新しい建築の形

2008年04月01日 11時52分24秒 | Weblog
一緒に、ツリーハウスで、大学生達を指導してくれている、足利君が建てている、3坪の図書室。外周りは、ほぼ完成。彼らしく、ユニークな外観です。後内装が、何時できるか、まだ未定ですが、この家は、流通する木材中で、一番安い、9センチ角の柱と、3センチ*9センチの板だけで出来ています。壁の厚さは、板を,何重にも張ることで、自由に出来、予算に合った仕上げが出来ます。軽い素材なので、自分で造る事も、可能。一番のネックは、建築基準法。小さな木造でも、法律で縛られ、思うような家が、建てにくいのです。家を建てて、強度試験をすれば良いのですが、1000万円単位のお金がかかり、個人では難しいのが、現実です。今の法律改正では、大企業ばかり、有利になり、自由な発想が出来にくい、土壌になっているように思えます。手抜き工事は、許されませんが、自由な発想を形にしやすい、風潮が創れたら良いと感じる、今日、この頃です。

遍路

2008年04月01日 00時03分12秒 | Weblog
40番札所、観自在寺の前で、写真を撮りました。春は、お遍路の多い季節です。なぜ遍路は、廃れないのか?この情報化社会で、情報は、すぐに手に入る時代だと言うのに。それは、人間は体験した事からしか、学べないからかもしれません。失敗をし、冷や汗をかかなければ、身に付かない事は分かっていても、楽をしたい。私は、典型的にそんな人間かもしれません。でもテレビで、世界中の名所旧跡を回っても、私が始めて行ったアンカレッジの景色、アムステルダムの上空から見たチュウリップ畑の色、スペインのバレンシアの乾いた空気、カナリア諸島の空の色、そして、長い船旅の後見た、山口県徳山港の景色を見た感動には、到底適いません。現代人は、物に囲まれて、生きています。物に囲まれ過ぎて、何も出来なくなっている。本当に必要な物は、少ない。だから年を取ると、人はそれを確かめる為に、遍路をするのではないか。綺麗な水、空気、最低限の食事、衣服、住居。そして向上心。これだけあれば良いのでしょうが、
現代は、誘惑する物が多過ぎます。まだまだ私は、欲望に振り回されそうです。