薪ストーブの夏の使い方。S邸では、ストーブの上に、絵を飾っていました。我が家でも、写真や小物をおいて、床の間代りに使っています。床の間との、大きな違いは、冬には家の暖房として、活躍してくれる、頼もしい働きを、持っている事です。200kg前後の鉄の塊なので、かたずける訳にも行かず、邪魔と言えば邪魔なのですが、冬のあの暖かさを体験すると、頼もしささえ感じます。薪ストーブの良い所は、自分で、エネルギーを確保出来る事です。汗して働くのも冬の事を考えれば、苦ではありません。煙突掃除でさえ、自分でやれば、どんな火の焚き方をしたか、薪が湿っていたからとか分かり、次の年からの教訓に出来ます。現在の暮らしは、他人が労働をしてくれ、その現実が分かりにくくなって来ています。安いので海外から輸入する。実際係わっている、人の労働が見えにくく、お金で全て賄えるので、そのエネルギーの出来方、作り方も分かりません。家を建てるにも、早く出切る、パネル工法や、工場生産の家が多くなっている事も同じ線上にあるのだと思います。私は、構造理屈が分かる事は大切ではないかと感じています。アイビーログ工房の建てる家は、そういう理屈が分かりやすい家にしたいと思います。