愛媛県砥部町の山奥に、12年前に刻んだフルログがあります。回りの木も大きくなり、だいぶ貫禄が付いていました.回りの緑に溶け込むように、立っています。雨の直接当たるベランダは、一度やり直したそうです。半地下の部分の駐車スペースは、古い民家を壊したときにもらった、曲りの松梁を、再利用して4年ほど前に作りました。フルログの良さは、木だけでできているので、他に訳のわからない物を、全く使っていないと言うことです。壊しても害にならず、再利用できる物で、CO2の備蓄を最大限、行える建築だと思います。普通の家の、木の使用料の4倍前後使用しているので、そのCO2の備蓄量は凄い物になります。しかしそれは、国産材使用に限ります。ヨーロッパやカナダから運んで来ると、運搬によるマイレージが高くなり、その過程に排出するCO2 の量が大きく、環境にやさしいとは、言えなくなります。今考えてるのは、国産材で作り、フルログの欠点を補う、ハイブリットログハウス。フルログの良い所。地震に決定的に強い事と、丸太の質感をより出す、無塗装のフルログです。予算は今の処、坪単価は70万前後ですが、組み合わせる壁によっては、坪60万前後にもできると、思っています。これは土佐の古民家の知恵を、組み合わせたもので、100年以上いや200年~300年持つ家を、50年生の、戦後植林された木で作る事が可能になると思います。坪単価が高いと、言われるかもしれませんが、Tホームや○ハウスでも坪単価25,8万円が、完成時には、40万前後に成る事を考えれば、圧倒的に安い家と言えます。フルログには未来があると考えています。地震国日本では特に、強いシェルターを持つ事になり、風雨、多湿に強い、ハイブリッドログハウスは、地震にも、体にも安全な家として、未来が有ると、確信しています。