板倉工法の講習会で、名古屋に行って来た。木の建築フォラム主催の会で、木の建築の可能性を広げる活動をしている団体で、写真の安藤邦弘さん達が主体になってやっている。だんだんと、木造建築も建てやすくはなってきているが、まだまだ乗り越えなければハードルは一杯ある。ログハウス、ポストアンドビームに、そのまま当てはめる訳には行かないようなので、ちょっと残念ではあるが、自分でも試験をし、数字を出して、建築主事の判断を一度仰いで見ようと思っている。安藤さんの話で、大陸は争いが激しくて、蔵のような丈夫な建築に住んだが、日本は島国で争いもそれ程ひどくなかったので、蔵とは別に、開かれた明るい住居に住むようになったという事があった。西日本は昔から開かれていたので、争い事が多く、木が少なくなったので、土蔵に変わり、木の多くあった東日本では板蔵が多く残っていると。歴史をたどると、文明が滅びた原因は、森が亡くなったことと関係がある。日本は森を守り育てて行き循環型の文明を作れる、数少ない可能性のある国だと思う。