何時も手伝って貰っている大工さんが、板倉工法で自分の家を建てています。
内部はこんな感じで、杉の板仕上げと、塗り壁仕上げとなります。
外壁は土を塗るそうで、竹をあんでいる途中です。仕上げは土佐漆喰。残念なことは、このこだわりは、仕上げると見えなく成る事。手を抜いた壁仕上げと、なんら変わらずに見えることです。見かけだけ求めるなら、安く簡単に出来ます。しかし長く住む事で、その違いはハッキリ体感出来るでしょう。自分が、一生懸命に作った物語りは、彼の心、彼の家族の心に一生残ります。残念なことは、今の建築が、仕上げのみしかこだわらない風潮がある事です。そう言う仕事に職人はいりません。職人を育てるには、拘る施主を育てて行かなければいけない。大工が自分の家を手を抜かずに建て、見せる事によって、新しい、こだわる施主が育って行くのではないだろうか。お金は大切です。しかしそれだけでは、良い家、人、職人は育たないでしょう。