昨日は雨で、丸太の刻み作業はオフでしたが、順調に作業は進んでいます。母屋、棟木の繋ぐ作業も、後少しとなり、梁とポストの加工に入ります。今月から23歳の新人大工が、ログビルダーとして参加しています。ログハウスの良さと、大工の繊細さを、出して行けたら良いなと感じております。弟子を育てる事が厳しい、職人の世界ですが、若い人を育てなければ、未来はありません。若い人に魅力を持って貰うには、その仕事にプライドが持てるかどうかに掛かっています。もちろんお金も大切な要素ですが、一般の人に尊敬されない職種は消えて行くか、新しい形に変わって行くしかないでしょう。手技は機械加工に比べて不安定な要素もありますが、機会加工にない、良さもあります。熟練による、機会加工を超える精密性や、感性的要素、その仕事に関わった人達の、語り継がれる物語り性もあります。工場生産は確かに製品の安定性はありますが、何処にでもある製品に愛着を世代を越えて持つ事は、不可能に近いと感じています。新しい物がベスト。そんな家は、やはり25年前後の寿命しか持ちえないと感じています。私は、古くなっても愛着が持てる建築を、創って行きます。その為には、若い人に魅力が持てる仕事として、職人の世界が認知されなければならない。若い人が未来を創る。真剣に取り組めば、未来は明るいと感じています。