土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

鍛冶職人

2008年06月23日 09時20分24秒 | Weblog
FSCの森の、ツリーハウス、プロジェクトに、今回協力してもらえる事になった、鍛冶職人の、大野さん。彼は普段、日高村で親子で、主に、くわ、を作っていますが、今回ツリーハウスの金物の相談をした所、家でやってもらっていいですよと、二つ返事で言ってくれました。実は、彼の家は、アイビーログ工房で、建てさせていただいた縁があり、時々、薪ストーブの薪置き台を、作っていただいたりしていました。彼の作る鍬は、その人の身長に合わせた角度で、柄をつけてくれ、修理は彼の生きている間は、ずーとやってくれます。私も何本か作ってもらい、愛用しています。今回、学生のやる気を感じていただき、快く協力の返事をもらい、ツリーハウスの幅が、又広がりました。私も彼の自宅を建てる時、彼に教えてもらい、階段の手摺を作らせてもらい、鍛冶屋の面白さと、奥深さを少し覗かせてもらいました。鉄が打つ事によって、新しい形に変わって行くのは、本当に楽しい物でした。プロとしてやって行く事は大変な事ですが、アマチュアでも、教えてもらえば、そこそこのものなら出来る所が楽しいのです。趣味でやって見たい物に、鍛冶屋と、左官があります。本当はプロになりたいのですが。今回のツリーハウスは、アイアンワークス、が入り、一段と楽しい物になりそうです。

ダリアの花

2008年06月21日 09時27分20秒 | Weblog
ダリアの花を、久しぶりに見ました。何故か、小さい頃、病気で寝ていた時、窓ガラスの向こうに、揺れていた思い出があります。母が好きだったのか、それしかなかったのか、分かりませんが、妙に懐かしい花です。幼い頃の感性が一生残るとは、思っていませんでした。子育ては思うようにならないなんて、分かったような事を言っていますが、やはり環境が、子供の感性を形成するのに、かなり大きな影響があるように思います。何人か若い人と仕事をしてきましたが、K君が言った言葉が、頭に残っています。「衣、食、住に、係わる仕事がしたいのです。」人間が、生きる上で、本当に必要な物は凄くシンプルです。だからそれは、本物でないといけないと、私は思っています。家に関しては、本物の素材を使う事は、本当に大事だと思います。触って,舐めて、感じる事が、子供の頃は大切だと思います。だから私は、自然な素材、地元の素材で家は創りたい。自然の素材は動くし、透いたり、割れたりもします。でも風土に合った設計で作り、メンテナンスをすればいいのです。近頃は、家も、車や家電の感覚で、買うような気がします。壊れたら買い換えるような。私は一緒に生きて行き、育ち、老いていくイメージがあります。そう言う家を創って生きたい。

三原村暮らし

2008年06月20日 09時26分18秒 | Weblog
三原村の、宿舎の前の道。朝散歩の途中で写真を撮ったのですが、山へ向かって一直線に伸びており、何が良いと言う訳ではないのですが、気に入っています。山の上まで一直線に続いているような感じがとても好きです。三原村は、開発に取り残された村ですが、おかげで他の町にない、昔の日本の良い所が残っています。村の年を取った方達には、分かっているようなのですが、若い人達は、働く所も、遊ぶ所もない、つまらない村と思っていうのではないかと。21世紀は、サスティナブルな、持続可能な生活をしなければならない時代。三原村にはそれが出来る素材が揃っているのです。綺麗な山、川、空気、昔の自給自足の知恵を持つ人、何より小さな村で在る事。他所から物を買うのではなく、自給自足をし、村の中で全て賄えるようにすれば、外の都合で生活が脅かされる事も無く、誇りを持って暮らせるのでは。理想論ではありますが、ないと嘆くより、あれも、これもある。だったらこんな事ができるよと、生活すれば、世界に誇れる村となるでしょう。そうそう、どぶろくが有名なので、3軒のどぶろくを飲みましたが、それぞれ特徴があり、面白いと思いました。辛口、甘口、中辛。これは土佐鶴や。これはフルーティでワイン見たいやと、話がもりあがりました。地産地消と言う事で地元のスーパー、酒屋で買い物をしています。少し高いのですが、地元の人と話が出来面白いのです。燃料も使わず、時間も掛からず、いいことだらけ、ただ書店がないのはどうしょうもありません。

ツリーハウスの作業が始ります。

2008年06月15日 13時18分44秒 | Weblog
昨日、源樹森盛隊の、隊長と、サブリーダーの3人が、アイビーログ工房のオフィスに来て、ツリーハウスで使う材料の、最終打ち合わせに来てくれました。少し遅れましたが、来月から、いよいよ作業が始ります。写真の手前にあるのが、ツリーハウスの模型です。イメージは、森のカフェ。他にデッキも別に作る予定で、そこでティータイム。今までに作った、ブリックハットや、ツリーハウスも使いイベントを定期的に開催して、人が来たい場所にすれば、もっとメッセージを発信出来る場所になるのでは?等等、3年目に入り、ただ作るだけではなく、その利用法も考えて行けば、きっともっと、みんなが、親しめる場所になる。と話は盛り上がりました。夏休み中に完成させ、10月初めに、完成お披露目をする予定だそうです。FSCの森に浮かぶ、CAFE。楽しみです。

住んで初めて分かる事。

2008年06月13日 23時14分43秒 | Weblog
久しぶりに、三原村から帰って来ました。屋根も掛かり、ほっと一安心。写真は薪で、ご飯を炊いて入るところ。薪で炊いたご飯の旨さに感動して、ひまがあれば、薪で炊いていました。薪は建築廃材。自然素材の家は、ゴミにならず、燃料にもなるので、凄くエコではないかと思います。食事の後も火を焚いていると、蛍が出て来ます。借りている一軒家は、庭が広く、裏に小さな川が流れていて、そこに棲んでいるのです。三原村に住んで感じた事は、凄く静かな事に驚きました。国道が無い事もあり、トラックなどは、ほとんど通らず人も少ない事もあり、建築現場ですら、休憩中はシーンとしていて、音を探している自分に驚きます。そして朝の景色が素晴らしいのです。朝霧が、田園風景に立ち込め、墨絵のよう。水が綺麗で豊富な事も凄く心が、落ち着きます。この村に暮らして見ると、便利さや、物が無い事以上に、大切な物が、残っているような気がします。住んで見て、初めて三原村の良さが分かりました。