( 01/13 撮影 )
木古内町の佐女川(さめがわ)神社で行われる神事「寒中みそぎ」..。この神事「寒中みそぎ」
は天保2年(1831)年から続き、行修者と呼ばれる4人の若者がまちの繁栄を願って厳寒の海に飛び
込み、ご神体を清めるという伝統行事。「寒中みそぎ」は、今夜の参籠(さんろう)報告祭で始ま
る。季節外れの暖気が流れ込み例年になく暖かな1月とはいえ、車の車外温度計はプラス2℃..
午後6時から行われた報告祭では、関係者が玉ぐしを捧げ祭りの成功を祈願..。午後7時、
荘厳な雰囲気の中でみそぎ囃子が鳴り響く中を、拝殿の扉が開き4人の行修者はさらしをかみ
しめ、下帯にずきん姿で石段を一段一段ゆっくり下りて境内に登場、境内の一角に作られた藁
が敷かれた“水ごり”の場に進む。腕を組み膝をついた行修者の背中に、別の行修者が「いくぞ
う!!」、「おう!!」と気合いを入れた掛け声とともに、何度となく冷水をかけ身を清める...
“水ごり”を終え拝殿に戻るが、再び階段を下りてくる..。拝殿の扉が開かないと「“水ごり”が足
りない」とのお告げで再び石段を下り“水ごり”を繰り返す。4人の行修者は、15日正午ご神体
を抱えて海に入る「海中沐浴」まで神社に籠もり、昼夜を問わず数時間おきにこの“水ごり”を繰
り返す。季節外れの暖気も今夜まで、明日からは厳しい寒さが待っている、ガンバレ行修者..
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