●本日午前7時晴れ3.0℃
◆師走の土曜日に書く◆2題
【昨日今日】15.Dec.2012「北朝鮮が打ち上げた衛星とおぼしき飛行物体を捉え、あわよくば発信されているかも知れない信号を受信しようと試みる」これを民間レベルと言うか、庶民がやっている国が日本である◆また、たかだか一辺10㎝の立方体人工衛星に仕掛けられた高輝度LEDの光を動画として撮影した国も日本である。そのLED光を発する人工衛星と言えば、日本の一大学が作った超小型人工衛星である。諸外国からうらやましがられる国ではあるまいか。◆FITSAT-1はアマチュア無線衛星であったことが国民科学の振興に一役買った。またLED発光は天文愛好会への広がりを見せた。これは凄い成果、実績と言える。田中卓史教授は自らの研究の集大成が出来た幸せな科学者と言えるであろう。アマチュア無線周波数を使わなかった衛星は忘れさられようとしている。庶民を味方につけなくてはだめなのである。
【サテライターと天文家】15.Dec.2012 ◆サテライターは人工衛星を使って通信をしたり、信号を受信したりするが、天文家はそのようなことはしない。しかし、双方とも「衛星(人工衛星を含む)」を追う技術を持っているのが共通点であろう。天文家はTLEの仕組みも理解しているし、NORADなりが宇宙空間の飛行物体を監視していることも知っている。天文家の皆さんはここでFITSAT-1のLED発光を観測また、写真撮影、果ては動画の撮影などにもチャレンジし、成功している。日ごろの天体観測の技術が生かされたと言ってよい◆当Blogはかねがね「人工衛星はどこを飛んでいる」を言っているが、「人工衛星が目視(双眼鏡含む)出来たとしたら、そこが飛んでいる場所」ということが今回FITASAT-1のLED発光で証明された。「人工衛星を捕まえる」とは目で確認するか、衛星からの電波を捉えるということになる。サテライターは日常的に電波を捉えて人工衛星を捕まえているが思うに、サテライターも天文の知識を増やせば、追跡技術に磨きをかけることが出来るかも知れない。何しろ焦点距離400㎜以上の望遠鏡の真ん中にFITSAT-1のLED光を捉えたまま追尾しているのには驚いた。もの凄い精度である。サテライターはそこまでの精度で衛星を追っていない。いや追うべきなのだ。以上今回のLED発光また、ふたご座流星群の観測のことに触れ、感じたことである。
【DO-64】08:40のパス 29Packetsデコードしました しかし途中から信号強いのに微妙な周波数合わせをしてもデコードしなくなりました 不思議
●本日午前7時晴れ-2.1℃
【テポドン2号改良型ミサイル】昨日は「一方だけから見たらだめ」という論調でした「飛行物体でなく立派な衛星」「飛んでいるのは一つでなく三つ」これを元に戻すと「衛星の機能を持たない飛行物体」「飛んでいるのは一つ」となります◆「誰も電波を捉えていない」ことからすると「空っぽの箱が飛んでいる」つまり「飛行物体」NORADは考えられる軌道要素を三つ公表したのであり「実際飛行しているのは一つ」であれば「一つ」◆JAMSATでもOBJECT-Aが本体というコメントが交わされています。VK3UKF局もOBJECT-Aとしています。そして周波数は400.000MHz又は479.000MHzではないかと…。470MHzは前に言われていた周波数なので、今回もそうとは限らない◆「将軍の歌」を流していると言うが、その周波数を公表するなり、証拠を示さなければ「衛星投入失敗」ということになる。
◆「KMS 3-2」が本体(OBJECT:A 衛星として機能しているかどうかは別)UNHA 3 R/B が未確認飛行物体 ほかにデブリ2つ テポドンの打ち上げに伴う飛行物体が4つ確認されているようです。宇宙空間を飛んでいることは間違いなさそうです。
【DO-64】10:02のパス 145.870MHz±Doppler BPSK信号聞こえませんでした。
●本日午前7時快晴-1.5℃
【テポドン2号改良型ミサイル】飛行物体(衛星)は三つあるようです。セレストラックの「Last 30Days' Launches」にTLEが三つあったので「どうして三つあるのだろう」「三つもあるはずがない」と思ってしまいました。北朝鮮の動向を見る場合「一つの見方だけで判断すると間違いを起こす」ことに気がつきました。たとえば「衛星を作る技術は未熟」とんでもない「その技術は相当なもの」◆「物体」何を言っているのですか「衛星」いま立派な衛星が3基飛んでいる。そのうちの一つは「気象衛星」◆北朝鮮をみくびるでない…。というように「ひとひねり」して見る◆NORADあたりでは電波もきちんと捉えていると思う。
【DO-64】09:43のパス AOS直後しかBPSK信号は流れませんでした 周波数合わせが成功した1回だけデコード どんな音の時デコードするかが分かりました しかし、周波数初期値のままドップラーを掛けただけではだめで、周波数調整しないとデコードする音になりません
【FITSAT-1】17:00のパス 明瞭なCWを打電していました【WeWish】17:04のパス 仰角も高くS9+の時がありましたが、デコードせず。2400bpsがどことなく濁った音に聞こえ、明瞭ではありません。信号は強いのだが、FMの変調が浅いような感じです。
●本日午前7時快晴-2.5℃
2012-072A
1 39026U 12072A 12347.21157919 -.00000066 00000-0 00000+0 0 32
2 39026 97.4065 36.1465 0065130 176.7540 183.5013 15.07860329 38
◆↑テポドンⅡ改良型ミサイルで宇宙空間に打ち上げられた物体の軌道要素とのこと(Via JG1KOE Oguro Tunetaka)セレストラックの「最近30日間打ち上げ」のところにあります。前に言っていた周波数は470MHzということですが、モードも分からず470ポイント台幾つであるかの周波数も分からないとなると、探しきれない。それより何より電波を出すような物体なのかどうかも分からない。CALSAT32で今夜の20:30のパスに戻してみると確かに極軌道にはなっていました。
◆それにしても北朝鮮の策略にまんまと引っかかりましたね「ロケットを取り外したから、打ち上げは延期される」今回ばかりは、その裏をかいた北朝鮮の一本勝ち◆メディアも延期の情報に追随して疑わず、そのまま情報として流していた。これは大きな問題だ。
●本日午前7時快晴-3.5℃
◆12月上旬で-3.5℃そんな年は今までありません。真冬並みです。今年の冬の寒さを暗示しているようです。長期予報でも「寒い冬」とは言ってなかったが…。
【LO-19】22年前に打ち上げられた衛星ですが、ここで「信号を捉えた」とのニュース。キャリアーということですから、何かしらの信号を送っているということでしょう。この衛星についてはJE9PELさんの№132ないし219の記事で紹介されています。打ち上げから10年後頃の様子です。Callsign「LUSAT-1」アルゼンチンの衛星です。Mikeさんのカタログを見ると少し周波数が違いますが、この周波数前後のはず。437.126CW 437.153Down となっています。
●本日午前7時快晴-1.3℃ 大霜 厳寒
【Starlit Night】は柏井勇魚(かしわいいさな)さんという人が作った「Java Script+Canvas Elementを使って動かすOnlineプラネタリウム」ということのようです「マウスでぐりぐり動きます」が売り。Ienternet Explorer(以下「IE」)では動作しないと付記されています。しかしIEで動いた人もいるようです。私は2台のXPパソコン(IE8)で動かず、VistaのポケットPCでも動きませんでした。しかたなく「Safari」をインストール。このブラウザ上では当然のことながら動きます◆インターネットを視聴するソフトは一般に「Webブラウザ」と呼ばれていますが、IEに限った訳でなく数多くあるようです。敢えて使ってみる必要もないので、今まではIEオンリーでした。さしずめ「Safari」などはMac用ということでしょうか◆プラネタリウムなので背景が黒、画像暗いですが、ディスプレイ上では鮮明です。マウスでドラッグしてFITSAT-1の軌道を見やすい位置に動かします。本日18:08のパス。天頂が「Z」◆さらにプラネタリウムなのでCALSAT32とは当然表示が違います。画像では右手が西になるようにドラッグしたものです。つまり自分が南を向き、天頂が頭上、背中を北側にした時見えてくる位置、方角ということになります。
【FITSAT-1 LED発光】この寒さで夜中に外へ出たら風邪をひきかねない(歳)ので、たぶんしないとは思いますが、嵩じて観測するはめになるかも知れません。観測ガイドの初心者向き「双眼鏡で眼視観測する」は全部理解出来ました「双眼鏡を固定」「待ち受けで…」とあります◆「ビーム八木アンテナの先が飛来方向をガイド」私の場合は外の薄明かりで見える八木アンテナの先を見てFITSAT-1の飛来方向を確認しつつ、双眼鏡を手持ちで覗いたらどうかと思っています。CALSAT32で追尾させておいて外へ出る訳です。これなら星図も懐中電灯も正確な時計もいらないでしょう。ISSを目視する時はこの方法で成功しています。速さはISSの時と同じはずです。アッと言う間に行ってしまいます。夜空を滑るように音も無く…8等星級の光が…◆双眼鏡は現在持っているのは8倍ですが、対物レンズの口径が小さく暗いです。以前ホームセンターの売り場で口径の大きな双眼鏡を覗いてみたらはるかに明るいのです。同じ8倍で4,980円でした。
●本日午前7時快晴-1.6℃ いよいよ朝の気温氷点下
【Delfi-n3Xt】オランダ最古にして最大の「デルフト工科大学」の次の3ユニット型CubeSat Delfi-C3(DO-64)の後継機で、あと127日後に打ち上げとなっているから、4月15日前後、ロシアのドブニエル宇宙基地から打ち上げられるであろう。サイトのTwitterによれば、すでにモデルは完成しオンボードコンピューターのテスト、ソフトウェアーのバグチェックなどが行われている様子。1号機同様リニアトランスポンダーも搭載されると思うので、これまた楽しみな衛星と言える。ニックネームは「デルファイネクスト」
●本日午前7時快晴0.8℃ 厳寒 大霜
【べーカー・ナン・カメラ】シュミットカメラの補正板の代わりに3枚の補正板を開口部に備える。広視野角での観測に適する。人工衛星の追尾のために日本の堂平観測所にも設置された(現在は姫路市科学館で展示)◆FITSAT-1のLEDの観測にはこのようなシュミットカメラを使えば良く見えるのでしょう。8等星ですか。8倍の双眼鏡で覗けば何とかなりそうですが。いずれにしても深夜でこの寒さ、外に出たら風邪でもひきかねない。止めておきましょう。クリスマスイブにMerryXmasと点滅すれば最高のイルミネーションではあるが…◆堂平山は奥武蔵高原の一角、行ったこともあり、私のQTHからさほど遠くない。天文台は現在機能していないが、JAXAの人工衛星追跡所などもあり、公開も行われている。※表題訂正しました「ベーカー・サン・カメラ(誤)」→「ベーカー・ナン・カメラ(正)」12/10
●本日午前7時曇り6.0℃ どんよりと雲っています ~雨
09:52のFO-29 ★2,440Hz とても良好なパスでした
【FITSAT】「NIWAKA」放出直後に撮影された画像のようですが、ここであらためて取得出来たようです。見ごたえのある凄い画像