ヨーロッパの限りない大地

ヨーロッパの色々な都市を訪問した思い出をつづっていきたいです。

ヘルシンキ 夏のバルト海

2005-08-09 23:27:27 | ヨーロッパ旅行記
エストニアを訪れた翌日は、かなり疲れてたのでヘルシンキでのんびりする。
ホテルを出る。とりあえず近くのトォーロ湾に行く。湾といっても、一応海につながっているだけで、小さな湖、あるいは池という感じだ。真ん中には噴水がある。市民憩いの場で、水辺で子供が水鳥と戯れたりしていた。
とりあえず中央駅に行く。他の都市、トゥルクかタンペレに行こうかと思い、案内所で探すが、寝坊したため、適当な時間がなく、あきらめる。
疲れていたが、天気は良かったため、ヘルシンキの海沿いの公園を目指す。駅から、アーケードを抜け、中心街からトラムに乗り、海辺を目指す。
カイヴォブイスト公園に着く。ここの浜辺の道を歩いていく。昨日の疲れがあるため、途中木陰のベンチで休みながら、のんびり進んでいった。
すぐそばに、島が浮かんでいる。その間を、小さな船が進んでいく。
時々、上空をヘリコプターがバタバタ音をたてて飛んでいく。どうもエストニアに行く便らしい。お金さえ積めば、誰でも乗せてくれるようだ。
バルト海が夏の日差しを反射してまぶしい。海辺に近づき、水に触れてみる。思ったほど冷たくなかった。
海辺では、カラフルなヨットがのんびり進んでいる。桟橋のようなところに行くと、バルト沿岸諸国五ヶ国くらいの旗が飾ってあった。レースというほどでもなさそうだが、何らかのイベントをやっているらしい。アナウンスの声が響いていた。
少し山手に入る。この辺りは高級住宅街になっているとのことだ。マンネルへイム博物館を探そうとうろちょろする。マンエルヘイム元帥・大統領の品や書類があるらしい。何とか見つけたが、結局中には入れなかった。
もう一度海辺に出る。大きい女性の像がある。こちらはハーヴィス・アマンダ像とは違い、真面目なおかっぱ頭で、ちゃんと服も着ている。表示を読んだところ、フィンランドとソ連の友好を記念したものらしい。どおりで真面目なわけだ。色っぽくないのは仕方ない。
青空の下、彼女は背を伸ばし、すっくと立って、ヘルシンキを見つめ続けていた。