ヨーロッパの限りない大地

ヨーロッパの色々な都市を訪問した思い出をつづっていきたいです。

アテネ360度の眺め(リカヴィトスの丘)

2005-12-17 23:04:50 | ヨーロッパ旅行記
無名戦士の墓から、リカヴィトスの丘を目指す。
この丘のふもとは、コロナキ地区と呼ばれており、高級ブランドなどの店が連なっている。ただし、自分には縁のないものなので、よくわからない。そのまま通り過ぎる。
その上は、高級住宅街になっている。
丘に上がるために、ケーブルカーがあるらしいが、見つけることが出来なかった。仕方なく、坂道や、建物の間の階段をどんどん登っていく。
住宅街もなくなり、ほとんど岩場とオリーブの木のみになる。曲がりくねった道を進み、なだらかな階段道を経て、やっと頂上に到着する。かなり汗だくになった。
時は既に夕方で、日が陰っている。
アクロポリスの方角を眺める。ちょうど逆光で、あまりよく見えない。アクロポリスからだと、同じくらいの高さに見えたが、実際はずっとリカヴィトスの方が高くなっていた。
アクロポリスの向こうには、海が見える。ちょうど太陽の光を反射しており、湾周辺は橙色にピカーッと光っていた。
10隻ほどの船も見える。さらには島もおぼろげに見えていた。
ギリシャの雄大な眺めを堪能する。しんどい目をして登ったかいがあった。
振り返ると東、こちらはまだ日があたっており、白い街並みがよく見える。丘の後ろには劇場があり、その手前までリカヴィトスの丘の影が迫っていた。
丘の頂上には、白い小さな教会がある。入ると、すみっこに弱々しいおばあさんがひっそり座っており、少しドキッとした。

展望台を降りる。少し降りて、振り返ると、ちょうどオリーブの林の上に、岩盤があり、その上に展望台の鐘楼があった。夕陽を浴びて、白い岩に橙が入っている。そのバックには青い空。
ギリシャの空は相変らずきれいだった。
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「現代のアテネ」を歩き回る

2005-12-17 03:37:09 | ヨーロッパ旅行記
国立考古学博物館を出る。
その近くに、スニオン行きのバスターミナルらしきところがあったので見に行く。翌日スニオン岬にでも行こうかなと思っていたのだ。見てみると、古い型のバスが何台が路上に止まっているだけで、特に参考にはならなかった。
大通りをアクロポリス方面に歩いていく。人も車も多く、街はごちゃごちゃしている。
途中現地のファーストフードの店で遅い昼食をとる。
さらに南に下り、「現代のアゴラ」と呼ばれる所に立ち寄る。現代のアゴラなどといえば大層だが、単なる巨大な市場なのだ。がらんとした建物の中で、生々しい肉や魚、その他いろいろなものを売っていた。

ミトロポレウス広場周辺に着く。
この辺りは今風のショッピング街で、若者もたくさんいる。広場では大道芸人が芸をしており賑わっていた。
そこから東に向かい、無名戦士の墓に着く。国会議事堂のちょうど手前にある。壁には横たわる兵士の姿の浮き彫りがある。ロンドンのように、衛兵が守っており、30分ごとに交代の儀式を行っている。銃を担い、ゆっくりとした動作で、手をあげ足を上げ、簡単な儀式を行う。服装は民族衣装に近く、スカートに白いタイツのようなものをはき、先が丸くなっている靴を履いている。日曜日になると、ここで集団での儀式が見られるようなので、気にとめておいた。
兵士の交代を見学した後、リカヴィトスの丘に向かう。
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