ヨーロッパの限りない大地

ヨーロッパの色々な都市を訪問した思い出をつづっていきたいです。

斬新なデザインの会議場(フランス・トゥール)

2007-05-13 23:29:00 | フランス物語
午後1時半過ぎの電車で、ブロワからトゥールに向かう。
40分程で、トゥールの駅に着く。
ちなみにパリからだと一旦トゥール近くの駅で乗り換え、そしてすぐトゥール駅に行くこともある。
トゥールの結構おしゃれな駅舎(19世紀風)を尻目に、公園のそばを通り過ぎると、写真のようなデザインの建物があった。
トゥール市の会議センターとのこと。
当市が行った設計競技で選ばれた建築で、2000、700、350席を収容できる3会議場、展示場等を含む施設を、市庁舎、公園、駅舎が隣接する細長い敷地に計画する事が条件だったとのこと。
高さなどの法的規制(街の美観のためか?)を解消しつつ、昆虫が羽を広げて延びているような形態である。
そしてこの建物の写真では向かって右側に観光案内所がある。
この間を抜けていき、大聖堂方面を目指した。

(世界の建築・街並みガイド1 フランス/スペイン/ポルトガル (株)エクスナレッジを参考にしました。またTOTO出版の建築の本にも、このセンターが出ていました。)
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ケルト研究の基本テキスト

2007-05-13 00:10:28 | ヨーロッパあれこれ
図説 ケルト
サイモン・ジェームス著
井村君江 監訳
吉岡昌子・渡辺充子 訳
2000年6月20日 第1刷発行
東京書籍

ヨーロッパ民族の基層をなすケルト人。
紀元前200年頃は、イギリス・アイルランド、そしてスペインからドナウ川下流までケルト語世界が広がっていたという。
表紙の写真が示すブロンズ像や金属細工などの考古学的発見物。
一時はローマにまで攻め入った事もある。
しかしその後ローマ帝国による侵略。
ケルトから見ると、カエサルなどのローマ皇帝は悪役とならざるをえない。
一方、カエサルと戦ったケルトの武将ウェルキンゲトリクスはフランスの国民意識と侵略者に対する抵抗のシンボルとして、脚光を浴びる。
現在、アイルランドやフランスのブルターニュ地方では、言葉と言う形でもケルト文化を残そうとしている。
アイルランドでの英語・ゲール語、そしてブルターニュ地方の仏語・ブルトン語の二ヶ国語併記。
カンペールという街では、観光案内所の表示や名所説明のパネルがわざわざその二ヶ国語表記になっているのに驚いた事がある。
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