ヨーロッパの限りない大地

ヨーロッパの色々な都市を訪問した思い出をつづっていきたいです。

オーセールのコーシュ・ドオー(川船)広場

2022-02-06 08:48:26 | フランス物語

オーセールのヨンヌ川を渡り、サン・ジェルマン修道院のふもとに着きます。
この場所はPlace du Coche d'eau(馬が引く)川船広場、と呼ばれています。
そもそもヨンヌ川沿いのこのあたりはla Marine地区、海運地区とでも言うのでしょうか、とのことで、水運業が盛んだったそうです。
右側の趣きのある建物は「川船の家」と呼ばれており、アンシャン・レジーム(フランス革命以前の旧体制)時の川の「倉庫」兼住宅となっていたようです。
一階は石造りの倉庫となっており、上の木組みの階は住居として使われていました。
この広場に面する他の家には聖ニコラ(船乗りの守護聖人)の木製の像が置かれているそうです。
ちなみに聖ニコラは子供の守護聖人でもあるそうで、サンタクロースの起源にもなりました。
ともかく、この広場は、古の盛んだった水運業を垣間見せてくれる場所であると言えそうです。

(現地でもらった観光パンフレットを参考にしました)

 


ヨンヌ川沿いの街、オーセールへ

2022-02-05 11:48:15 | フランス物語

 

 

「古の写真でめぐるフランス」シリーズ、今回からはブルゴーニュのオーセール近辺になります。
2001年の10月に訪問しました。
この時はパリから車に分乗したグループ旅行でした。 
そういうわけで、最初の写真はオーセールのヨンヌ川沿いの駐車場からです。
サン・ジェルマン修道院の偉容が目立ちますが、これについては後の記事で詳しく書きたいと思います。
まずは目の前を流れるヨンヌ川から。
この川はセーヌ河の支流となります。
よって昔から水運でパリなどとの結びつきも深かったようです。
また1832年のブルゴーニュ運河の完成(wikiより)により、ソーヌ川と繋がりました。
ソーヌはローヌ河などともつながっていますので、地中海とも結びついているようです。 
今は水運の比重も減っていますが、川辺には沢山の小さな船が見受けられます。
これで川や運河を使って、あちこち行っているのでしょうね。想像すると楽しそうです。
眼前に架かっているパスレル・ドゥ・ラ・リベルテ、自由橋を自由に渡って、街中に向かいます。