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3回の就活を経た私が、採用について感じること。(主に新卒採用)

2020-09-11 14:58:26 | 組織開発・社風改革

みなさん初めまして。(有)人事・労務の山﨑と申します。

せっかくブログを書かせていただく機会をいただいたので、
自身の経験を踏まえて、採用活動について感じていることを述べさせていただきます。

自分のバックグラウンドを少しお伝えすると
現在社会人3年目、このたび3社目で新たにお仕事をさせていただきます。

3回目の就職活動で、久しぶりに面接を受け
大学時代の就職活動含め自身の”採用”についての関わりが
想起されてきました。

ちなみに大学まで北海道におりました。いわゆる地方就活生で
東京に就職したかったため就活時代にかけた就活費用は馬鹿になりません。
飛行機代にホテル代に、20万は越えているのではないでしょうか・・・(笑)

往復の飛行機代をかけて受けた面接でお祈りメールが届いたときは
時間もお金も使った情けなさで心が折れかけました。

自身の学生時代の就職活動、
1社目で求人広告の営業・制作業務
2社目での採用事務
2回の転職活動を通じて感じた採用に関して感じることをお伝えいたします。

コロナの影響で、これからの自分の就職活動どうなってしまうのだ・・・
と不安をかかえている人も少なくないかと思います。
短い期間ですが、採用される側、する側どちらも経験した私からの意見として
少しでもお役に立てれば幸いです。

■新卒採用■

◎通年採用が広がり
→通年採用とは、その名の通り1年通じて採用活動を行うことです。

通年採用を導入していない会社は通年採用を導入するにあたり悩ましいことが多くなる部分かと思います。
常に応募管理できる体制、面接を組める体制、どのチャネル(媒体なのか、自社ページなのか、イベント経由なのか等)から、どの程度候補者を流入させるかなどの1年を通じての採用計画を練っておく必要が出てきます。
その為、今まで通年採用を導入していなかった企業が今後導入する際は
採用人事だけではなく、会社一丸となって受入体制を整えることが大切になってくるかもしれません。

学生側にとってのメリットは、企業が常にオープンスタンスなことにより
大学での自分の勉強、留学、その他課外活動などとのバランスを取りながら自分のタイミングで就職活動ができること。

一方で今まで周りと同じタイミングでテスト勉強、時期が来たから受験、、、と
周りに合わせて動いていた人にとっては厳しいかもしれません。

◎オンライン化は今後も進む
→オンライン化の浸透についてはデメリットよりメリットの方が大きいと個人的に感じます。
私が新卒の就職活動をしていた頃は、オンライン説明会・オンライン面接が主流ではなく、
ましてやオンラインインターンなんて想像出来なかったです。

一部ベンチャー企業でオンライン面接を行ってくれる会社もありましたが、
まだまだ数は少ない印象でした。
その段階で、どう考えても会社が東京に集中している中で東京から離れる人ほど
物理的にインターン・面接、就職イベントに参加出来る機会が減り、
それに伴い収集出来る情報にも遅れを取り、
参加するとなると交通費が莫大にかかるという悪循環が生まれておりました。

社内の空気感などオフラインでしか感じられないものもありますが、
住んでいる場所を問わずフラットに選考を受けられる、という点でコロナを機に進んだ
オンライン化は結果的に就活格差を縮めているでしょう。

企業側にとっても学生側にとっても機会損失を防ぐ良いきっかけになったと言えます。

◎個にフォーカスされた時代
あくまで主観ですが、不況になりつつある現在、
”新卒大量採用”という考え方は減少していくのではないでしょうか。
ボーダーラインを設けてそれを超えた人を採用していく。。。というスタイルから
この人だったら会社の未来を担ってくれるだろう、という厳選採用に変わっていくと予想されます。

言い換えると、
良い意味で個性が尊重される時代、厳しい言い方だと自律性がない人は淘汰されていく時代と言えるのではないでしょうか。

■まとめ■
時代の変化に伴い、日々採用活動は変化していっています。
昨日まで常識が非常識になるような変化の時代を私たちは迎えています。

これから大切になっていくのは、

企業側
一部の人事のみが採用活動を頑張るのではなく、
『みんなが人事』という考え方

受ける側
そこで幸せに働く自分を明確に描けていること、
つまり自己分析をしっかり行い内省出来ているかどうか、
先に述べたように自律性を伸ばすことです。

企業側(もちろんその中にいる人)と学生・転職者側の両者の幸せを図るために
日々マッチングの場が必要で
採用活動というのはそのマッチングの場を設ける活動そのものです。

短期間で採用する側、採用される側を経験した自分は
採用について深く考えることは、幸せになるためにを考えることに通ずるという結論を持ちました。

今就活生の方も、転職活動中の方も、経営者の方も、人事の方も
社内メンバーの方も、一度自分が今いる場所を選んだ理由、選ばれた理由を
思い出してみてもらえたらなあ、と思います。


私の幸せ論については、長くなってしまうので
また別の機会でお伝えできたら・・・

最後まで読んでいただいてありがとうございました。


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