CQ誌の海外DX情報の4月号でも書かれている話題だが
JAは世界中から嫌われており避けられている、というのは実際どうなのだろうか。
自分の考えから言えば、「違う」と考えている。
確かに、呼び倒し、応答されても反応無し、メモリキーヤーで闇雲に送信、など
マナーやスキルが相対的に低くなったことでの悪印象はあると思う。
この点は(特に自分などは)真摯に反省してスキルアップに励まねばならない。
だが、
実際に起こっている、タッタカター指定はこの事とは理由が異なると思う。
今や、出るだけで話題沸騰になるのは、世界上位10個位のエンティティだけだ。
今出ているXR0(CE0)など、AllNewの人なんて殆どいないと思われるが、あのパイルだ。
皆、DXCCで争っているだけでは余りにも退屈なので、ペディション毎に競争する遊びを
産み出した、そう枡埋めゴッコだ。Newかどうかは関係ない、今回期間中にいくつ埋めるかの競争だ。
また遠征する側の目的も変わってきていると思う。
昔の様な冒険というより、無線をやる為のオーダーメイドな旅行だ。ストイックな
QSO数を争うペディションというよりは、気の置けない仲間通しでちょっと大胆な場所へ
遠征して、自分のこだわりで交信相手を指定する、嫌な思いしてまで無理しない。
遠征自体に思い出つくりや、見知らぬ土地への憧れや、旅行自体の楽しみや
戻ってからの後始末の楽しさ、記録を残す楽しさ、また行きたくなる楽しさ
そんな部分に遠征のモチベーションを置く様に変わってきていると感じる。
まだまだ楽しみ方は色々産み出すことが可能そうだ。
Good Lifeについての知識が乏しい日本人には最も苦手で理解しがたいことだが
それが出来る人は、真の意味で趣味の王様を世界股にかけて堪能できるのだろう。