荒川さんの絵は、線や記号文字で、読む・見るための空間を作っている。新たな平面性の可能性。ディシャンから影響されて、3ツが重なるのは、ダビィンチからとった。空間からとる神秘性ある。"見るだけだと”ディシャンが否定した絵画で、眼を動かし、脳を動かす、神経を活性化する「ディシャン的美術」としての絵画を創造した。その荒川の絵は、絵巻物的な要素も認めるならば、日本的な絵画の伝統をも踏まえている。
ここで地震!!!!!!「大丈夫!です。反転住宅は震度7までは!」と本間さん
荒川は、絵巻物の非完結的な空間によって、1対1で閉じる絵にしたくなかった。作品と鑑賞者が向かい合って、関係性を完結するのではなく、絵画を巡る空間へと思考が展開して行く。イメージを使わず、自分の思考で考えさせる。