[ 聖者の行進 ]
Week06
セインツの好不調バロメーターとして、注目するもののひとつがオープニングドライブ。
その試合へのオフェンスの準備が、長い尺で練られたプランの中の、最初は敢えての様子見.....みたいなチームは、多少事情が違って来ると思いますが、おそらくとりあえず先制していきたいセインツは、制約のないオープニングドライブで準備の当たり外れが現れやすいのかな........と勝手に思っています。
後半チョイスが流行りのNFLの中でも、セインツはコイントス勝ったら先攻取るもんね。
で、この試合。
オープニングドライブは見事でした。
14playもつないで、じっくり攻撃。
ゴール前の手詰まりも見せず、コビー・フリーナーのランで先制TD。
TEがモーション逆サイドにモーションして来たら、ブロッキングするのかと思うよね。
速いスピードでモーションして、そのままハンドオフ受けて走るイメージは、なかなか持てない所です。
思わず現地実況も、nice designと言うような痛快なPlayでした。
とまぁ、そんなこんなで先制した後は、どさくさのBig Playとかで追加点を挙げて相手の焦りを誘いたい所。
という所で、自陣エンドゾーンを背負う場所から、いきなりブランディン・クックスへの87YDパスTDで追加点。
その後さらに追加点を挙げて21-0とした所まで、ほぼ理想通りの展開。
だったんですよね。
潮目が変わったのは、カロライナが徹底的なラン攻撃に切り替えた辺りからかな。
相変わらずランが止められないので、ズルズルと出される訳ですが、以前と違うのは、そのまま一発でTDまで行かれるとか、フィールドの半分近くを走られるとこまではいかなくなったとこ。
(レベルが低い。)
でも、そうやって何とかもうちょっと手数をかけさせる事だけは出来ていたのも、最後には効いたのかも。
とにかく、相手のアジャストがハマって潮目が変わった後、こちらも追加点を挙げつつも第4Qには遂に追いつかれてしまいました。
最後は、残り時間ギリギリ使ってFGレンジまで運んで、
FGが決まった所で残り11秒。
相手の攻撃は、2回...だったかな? 何とか凌いでフィニッシュ。
という展開でした。
現状、カッコいい勝ち方ができる程のチーム力が無いんで、こうしたドタバタを何とか潜り抜けて勝ち星を拾って行くのもよしとしないとです。
ディフェンスは、38失点しているのでもちろん褒められたものでは無いのでしょうけど、キャム・ニュートンのランは(相手の健康状態も大きかったのかもしれませんが)出させなかった訳だし、ポジティヴな面もちょっとはあります。
何よりパスラッシュはだいぶ改善されてきたと思います。
勝負所で、きっちり強いプレッシャーをかけきる事もできてきたし、以前程のユルさは無い気がします。
パスラッシュはこれまで、どうにももどかしかった部分なので、向上してきているのがちょと嬉しい。
問題は、エンドゾーンでのインターフェアが3回もあったDB陣。
まぁ、今に始まった事でも無いし、逆にこれだけのレベルなら、個人技術を磨けばそれだけでも結構改善できそうな気も...。
だいたい、もともとそこまで頼れる訳でも無い先発陣がみんないなくなったメンバーでやってるんだし、仕方ないよね。
オフェンスは、あまりにも痛い所でインターセプト献上。
これが相手の同点への足掛かりになったのは、アレでしたけど、41得点してるしね。
とまぁ、この辺の話はまぁ置いといて。
◆ちょっといい話
プレシーズンから、チームとして意識して育ててるように見えるコビー・フリーナー。
プレシーズンから、開幕戦位までは、とにかくパスドロップを多発。
以前、ポロポロ三銃士を育てた日々を思い出す...。
彼らも、もちろんNFL入りするような選手であり、単純にボールが捕球できない訳じゃありません。
主に、ディフェンスを見た時にQBが思う事と、ご自身が思う事のズレがドロップの原因だったように見えました。
自分が思っている通りのボールが来た時と、予想外のボールが来た時のキャッチ成功率は、違って当然。
そこがなかなかついていかなった彼らも、それでも信用して投げ続けるドリュー・ブリーズ。
それぞれの道を歩む事にはなりましたが、最終的に彼らもパスドロップは大幅に減らしていました。
同様に、コビー・フリーナー。
最初は、イージーに見えるパスも結構ドロップしていて、どうなってるんだろう?と思っていましたが、ここ数試合グっとフィット度合を増してきています。
ポロポロ三銃士よりも、だいぶ短い期間でここまで来てくれた事はありがたい限り。
さすがに、ひとかどの選手という事でしょうね。
同時に、そうしたズレをほとんど見せずにルーキーイヤーからバリバリやってるブランディン・クックスが凄すぎると感じる次第。
あと、Week3位から早々にルーキー扱いも外された感のあるマイケル・トーマスも、そうしたズレを見せません。
ドラフト上位指名を受けるようなWRって、ほんと凄いよね...。
◆どうでもいい話
ほんとに今更なんだけど、
デニス・アレンを見てると、フとどうにも「誰かに似てるんだよなぁ。」と思っていました。
分かった。
この人か。
似てない?
という訳で、次はKCまでの小旅行。
無事、勝ち星を拾って帰ってくるとしましょう。
BGM: Mean Eyed Cat / Johnny Cash
大きな猫を追い払って、次勝てば借金返上。
今週、南部の隼が止まり木に止まってくれたし、早く追いついておきたいですね~。
Week06
Team | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | total |
---|---|---|---|---|---|
Carolina Panthers | 0 | 10 | 7 | 21 | 38 |
New Orleans Saints | 14 | 10 | 7 | 10 | 41 |
セインツの好不調バロメーターとして、注目するもののひとつがオープニングドライブ。
その試合へのオフェンスの準備が、長い尺で練られたプランの中の、最初は敢えての様子見.....みたいなチームは、多少事情が違って来ると思いますが、おそらくとりあえず先制していきたいセインツは、制約のないオープニングドライブで準備の当たり外れが現れやすいのかな........と勝手に思っています。
後半チョイスが流行りのNFLの中でも、セインツはコイントス勝ったら先攻取るもんね。
で、この試合。
オープニングドライブは見事でした。
14playもつないで、じっくり攻撃。
ゴール前の手詰まりも見せず、コビー・フリーナーのランで先制TD。
TEがモーション逆サイドにモーションして来たら、ブロッキングするのかと思うよね。
速いスピードでモーションして、そのままハンドオフ受けて走るイメージは、なかなか持てない所です。
思わず現地実況も、nice designと言うような痛快なPlayでした。
とまぁ、そんなこんなで先制した後は、どさくさのBig Playとかで追加点を挙げて相手の焦りを誘いたい所。
という所で、自陣エンドゾーンを背負う場所から、いきなりブランディン・クックスへの87YDパスTDで追加点。
その後さらに追加点を挙げて21-0とした所まで、ほぼ理想通りの展開。
だったんですよね。
潮目が変わったのは、カロライナが徹底的なラン攻撃に切り替えた辺りからかな。
相変わらずランが止められないので、ズルズルと出される訳ですが、以前と違うのは、そのまま一発でTDまで行かれるとか、フィールドの半分近くを走られるとこまではいかなくなったとこ。
(レベルが低い。)
でも、そうやって何とかもうちょっと手数をかけさせる事だけは出来ていたのも、最後には効いたのかも。
とにかく、相手のアジャストがハマって潮目が変わった後、こちらも追加点を挙げつつも第4Qには遂に追いつかれてしまいました。
最後は、残り時間ギリギリ使ってFGレンジまで運んで、
FGが決まった所で残り11秒。
相手の攻撃は、2回...だったかな? 何とか凌いでフィニッシュ。
という展開でした。
現状、カッコいい勝ち方ができる程のチーム力が無いんで、こうしたドタバタを何とか潜り抜けて勝ち星を拾って行くのもよしとしないとです。
ディフェンスは、38失点しているのでもちろん褒められたものでは無いのでしょうけど、キャム・ニュートンのランは(相手の健康状態も大きかったのかもしれませんが)出させなかった訳だし、ポジティヴな面もちょっとはあります。
何よりパスラッシュはだいぶ改善されてきたと思います。
勝負所で、きっちり強いプレッシャーをかけきる事もできてきたし、以前程のユルさは無い気がします。
パスラッシュはこれまで、どうにももどかしかった部分なので、向上してきているのがちょと嬉しい。
問題は、エンドゾーンでのインターフェアが3回もあったDB陣。
まぁ、今に始まった事でも無いし、逆にこれだけのレベルなら、個人技術を磨けばそれだけでも結構改善できそうな気も...。
だいたい、もともとそこまで頼れる訳でも無い先発陣がみんないなくなったメンバーでやってるんだし、仕方ないよね。
オフェンスは、あまりにも痛い所でインターセプト献上。
これが相手の同点への足掛かりになったのは、アレでしたけど、41得点してるしね。
とまぁ、この辺の話はまぁ置いといて。
◆ちょっといい話
プレシーズンから、チームとして意識して育ててるように見えるコビー・フリーナー。
プレシーズンから、開幕戦位までは、とにかくパスドロップを多発。
以前、ポロポロ三銃士を育てた日々を思い出す...。
ニック・トゥーン |
---|
最後、少しは捕るようになったけど、結局 戦力として育たずチームを去る事に。 |
ケニー・スティルス |
長いトンネルを抜けて遂に覚醒! 強力なウエポンに、となった瞬間にマイアミに移籍。 |
ジョシュ・ヒル |
長い時間をかけてようやく捕れるようになって、 この日は殊勲のTDキャッチ。 |
彼らも、もちろんNFL入りするような選手であり、単純にボールが捕球できない訳じゃありません。
主に、ディフェンスを見た時にQBが思う事と、ご自身が思う事のズレがドロップの原因だったように見えました。
自分が思っている通りのボールが来た時と、予想外のボールが来た時のキャッチ成功率は、違って当然。
そこがなかなかついていかなった彼らも、それでも信用して投げ続けるドリュー・ブリーズ。
それぞれの道を歩む事にはなりましたが、最終的に彼らもパスドロップは大幅に減らしていました。
同様に、コビー・フリーナー。
最初は、イージーに見えるパスも結構ドロップしていて、どうなってるんだろう?と思っていましたが、ここ数試合グっとフィット度合を増してきています。
ポロポロ三銃士よりも、だいぶ短い期間でここまで来てくれた事はありがたい限り。
さすがに、ひとかどの選手という事でしょうね。
同時に、そうしたズレをほとんど見せずにルーキーイヤーからバリバリやってるブランディン・クックスが凄すぎると感じる次第。
あと、Week3位から早々にルーキー扱いも外された感のあるマイケル・トーマスも、そうしたズレを見せません。
ドラフト上位指名を受けるようなWRって、ほんと凄いよね...。
◆どうでもいい話
ほんとに今更なんだけど、
デニス・アレンを見てると、フとどうにも「誰かに似てるんだよなぁ。」と思っていました。
分かった。
この人か。
似てない?
という訳で、次はKCまでの小旅行。
無事、勝ち星を拾って帰ってくるとしましょう。
BGM: Mean Eyed Cat / Johnny Cash
大きな猫を追い払って、次勝てば借金返上。
今週、南部の隼が止まり木に止まってくれたし、早く追いついておきたいですね~。