
神楽坂と聞くとやはり高級料亭街の印象が濃いと思っているのは私だけかもしれません。
最近の神楽坂は、また違った顔ももっているようです。
しかもなんと素敵なチャーミングな一面を
いずれも一人の女の子を撮った写真です。
以前にもアップしたことがあります。

この女の子は、自分の世界を持っている、時々自分をとりまいている世界に愛嬌をふりまくが
ほとんどが自分の世界の中で遊んでいる。
近ごろの子供たちのなかでは、珍しいのかもしれない。
我々の時代は、子供の世界と大人の世界は、はっきりと分かれていた。
簡単にいえば、肥溜めのある畑は、大人たちは生活の場、生産の場であった。
子供たちとってはこのうえない遊び場であった。肥溜めの周りに雑草を結んで輪を作り
鬼ごっこをした。それこそ糞尿まみれで家に帰っても、親たちは子供を井戸の前に立たせ
冷たい井戸水を被せ固形石鹸で洗う。この遊びを止める親は一人もいなかった。
肥溜めは変わらず毎日存在し、鬼ごっこは続く。疲れるとキュウリをほおばり....。
その同じ世界が神楽坂にもあった。この子の絵の具で汚れた手足はどうするんだろう
言って聞かせて止めさせようなどという、親の子供の世界への介入の無い純粋な世界があった。
たまに大人の世界に戻った瞬間を辛抱強くまって撮影した。
