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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

まず受入れる

2010-06-11 09:45:44 | 日記
 特に変わった生活をしていなくとも、朝からなんだか疲れている日や、逆に妙に世界が輝いて見える日がある。体の調子の波みたいなものが、ありそうだ。これをバイオリズムと言うらしいが、昨日は妙に不思議な調子の一日だった。バイオリズムの曲線がメビウスの輪のように、どこか違う形にねじれてしまったのだろうか。しかし、おかしいのは私だけというわけではなかったように思う。

 出勤時、京浜東北線が止まっていた。その影響で市営地下鉄に振替輸送の通勤客があふれ、横浜駅に着いたときには地下鉄横浜駅は入場規制が敷かれるほどの混雑ぶりだ。ああ、今日は何か変だなぁ、とそんな風に感じながら、しかし、苦しいとか嫌な感じと言うのではない。何か変な空気の中に自分がいる、という感じのまま、地下に向かう階段を人の波に呑み込まれながらゆらゆらと降りて行った。
 私の後ろにいる若い男女ふたりの会話も、朝の出勤時に、遅刻するかもしれないほどの人混みが出来ているにもかかわらず、妙にのんびりしている。

「すごい人だね」と男性。「ほんとねぇ」と女性。「これじゃ、遅刻してしまうかもしれないね」「ほんと、遅刻してしまうかもね」と、ゆったり話す。

 彼らだけではない。大声で駅構内への入場規制をしている駅員さん以外は、かなり落ち着いている。朝は誰も、もっとキビキビしていたはずではなかったか、と思う。変に諦念の空気が覆っている。今日はこんな日なのだ。受入れるしかない、と。

 会社のビルに着いて1階のファミリーマートに寄ると、そこもまた常にない混み様だ。レジまでの長い列が店の中を1周している。レジを見ると宅配便を持ち込んだ人、大量の買出しをしている人が、3つのレジを埋めている。店員はレジを打ちながら盛んに声を出して他の客に謝ったりしている。しかし、列に並んだ人々は焦る風でもなく、ただ淡々と自分の番を待っている。
 私の前に並んだ同じ会社の同僚らしい女性2人は、「おはよう、混んでるね」「駅もだったしね」「これじゃ間に合わないね」「うん、間に合わないね」とこちらもゆったり話す。

 いつもと違う状況が発生しても、まず受入れる、という国民性が、最近急に出来上がってきているのだろうか。首相がある日突然辞任し、終息しそうだった口蹄疫がいきなり拡大した。大変なことが起きすぎて、私を含め、世間が少し鈍感になっていた朝だったのだろうか。
 
 今日からサッカーワールドカップだ。急に醸成された、どんなことが起きても、まず受入れる、という国民性が、ああ、やっぱりそうだよね、と落ち着いて受入れる結果にならないよう期待したい。これが落ち着いていられるか、というほど興奮させられる頑張りを見せて欲しい。応援します。頑張れ!日本。


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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