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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

新宿マック

2010-06-21 11:49:09 | 日記
 新宿で飲み会があった。遅刻する予定だったが、思わぬ展開で1時間も早く着いてしまった。会場を探してみるとすぐ隣がマクドナルドなので、ここで待とうと店に入る。
 初めての挑戦、マックフルーリーというのをオーダーする。たまたまメニューの一番目立つところにあったから、ではあるが、甘い物好きの私にはもってこいのおやつだ、と自分を納得させる。手渡されたフルーリーを持って、混んでいる店内を徘徊して空席を探す。
 空いていた席は、高校生らしい3人のグループとiPhoneをいじっている中年男性の間の席。そろり、と座る。
 フルーリーには透明なスプーンが付いていて、それでジェラートのようなフルーリーをごそっとすくい、かぶりつくように食べる。
 高校生らしい3人グループは、2人が女の子、1人が男の子。制服のような制服でないようなポロシャツとチェックのスカート(女子)、白に近いグレーのスラックス(男子)という格好だ。
 
 「なんかさー、花とか果物とか、そんなんじゃなくてさ。高校生らしい、っての?そういうのあんじゃないの?」獅子舞いのような金髪ではあるが二重の目元がきりりとしてなかなかかわいい女の子が言う。
 「あんたが高校生らしいったってね。逆にらしくないっしょ。じゃ、折り紙なんてどう?」落ち着いた声のがっちりした感じのストレートな茶髪の女の子。
 「うん、折り紙いいね」と、ちょっと弱い線の男の子。
 「だめだめ、鶴とか折って持って行ったら気味悪くない?元気が出るもんじゃないとだめだめ」と獅子舞い。
 「そうだなぁ、元気出してもらわなきゃ。じゃ、歌でも歌っちゃう?踊りとかつけて」と茶髪。
 「うん、歌いいね」と男子。
 「でも病室ってまずいんじゃないの歌ったり踊ったりって?マリコ歌何好きか知らないし」
 「動画でいいじゃん。マリコiPod使ってるし。病室でも平気だよ」急に提案する男子。
 「うんいい。あんたiPhoneだしね」と茶髪。
 
 病気で入院しているマリコを励ますために何を見舞いの品にしたらいいか話し合っているらしい。少し時間がたってから、マリコは彼女らの先生であることがわかってきた。
 彼女らはマリコのことをすごく心配していた。マリコはきっと、かなりいい先生なのだ。
 
 彼女らの見舞いがどんな方法になるのか、結論が出るまで居たかったが飲み会の時間だった。そろり、と立ち上がって、ゴミ箱に行き、フルーリーのカップとスプーンを分別して捨てた。振り向いてみたら、3人が笑っている姿が見えた。


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
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