■背景
30歳、三十路を迎えたY社員は、2012年の3月末の休日に「いやいや、三十路ですか。何だかんだ三十路になってしまったな。新年度から頑張るか!」と、もごもごと呟きながら洗濯物を干していた。
すると、洗濯カゴから大きなカエルが現れ、カエルは何か喋り出したのです。
カエル:「Yさん、何か社会に疲れているのですかねぇ。純粋さというか、何というか・・・。オッサンですね。ちょっと子供のころに戻ってみなよ!」
Y社員:「え?何を言っているの?何故喋れるの?」
カエルは喋り終えると同時に、Y社員に体当たりをしたのでした。最近疲れていたY社員は、カエルの体当たりで倒れてしまい、そのまま気絶してしまったのでした。
■異変に気づく ~中身は小学6年生のY社員~
Y君:「ううう・・・。イタタタタ」
目を覚ますと近くにはカエルが。
カエル:「Y君、君は今日から12歳の小学6年生だよ。ただ、体を見てもらうとわかるけど、大人なんだ。見た目は22歳だよ。新入社員として今日からJSPに出社してくれよ」
Y君:「え?え?うん。わかった」
何となく状況を理解したY君は、明日4月2日からの出勤に備えるのでした。
■何だかんだで1ヶ月
見た目は22歳、中身は12歳の小学6年生のY社員は、本当の大人に紛れて1ヶ月を過ごしました。そこで、1ヶ月を振り返ってもらうべくY君に作文を書いてもらうことにしました。
■作文
題名:「大人の世界は難しい」
Y 太郎
僕は、12歳の社会人だ。
お父さんが仕事に行く姿は見ている。社会人が何をしているのかは知っている。
お父さんは魚屋なので、ネクタイをしていないけど、社会人はスーツを着てネクタイをして電車に乗って、会社に行く。そして、お酒を飲んで帰ってくる。これが社会人だ。
4月2日の初日、僕もスーツを着てネクタイをして会社に向かった。ちなみに、スーツを着るのは簡単だったけど、ネクタイを締めるのには30分ぐらいかかった。大変だった。ネクタイをするのは大変だけど、カッコいいのでこれからも頑張って締めていきたいと思う。
僕は普通の小学校に通っていたので、小学校までは歩いて行っていた。だから電車に乗るのにも慣れていなかった。1ヶ月経って、窮屈な電車にも慣れたし、おじさん臭いにおいにも慣れた。
会社に行くとまず掃除をする。掃除は小学校でもやっているから慣れている。6年間やっているから、低学年の子にも教えることが出来る。
掃除には慣れていたけど、少し戸惑った。小学校の時は、昨日観たテレビの話しとか、放課後の話をしながら掃除をしていた。だけど、JSPでの掃除は違った。みんな静かに掃除をしている。たまに喋ると思ったら「これどうするの?」という掃除に関する質問をするだけだ。僕は質問を先生にしていたが、みんなは上級生に聞かずに自分たちで考えていた。上級生に聞けば良いのにと思った。
僕らが掃除をしていると、「おはようございます」と上級生がやってくる。
上級生は掃除の当番にならなくて良いらしい。理由は知らない。僕は掃除の当番があるから、早く起きて早く会社に来なければならないのに、上級生は掃除当番にならないから早く起きなくても良いんだろうと思うとうらやましい。掃除当番は嫌だけど、上級生が怖いから何も言えない。これからも我慢して頑張ろうと思う。
掃除が終わって9時になると朝会が始まる。少し狭い部屋にみんな集まって、今日みんなが何をやるのかを話す。小学校の朝礼に似ているけど、場所は校庭じゃないし、みんな静かだし、何よりも緊張する。朝礼の時は緊張することなかった。「早く先生の話終わらないかなぁ」といつも考えていた。朝会は、自分に関係の無い話しでもみんな一生懸命聞いて、ノートに何か書いている。手帳を持っている人もいる。「11時から来客」とか一生懸命書き込んでいる。忘れてしまうと怒られてしまうし、大変だと思う。
朝は掃除をして朝会をやって、その後は教科書を読んで勉強する毎日だった。
自習に似ていると思った。たまに上級生がきて「頑張っている?」とか聞いてくる。1ヶ月経ったから慣れてきたけれど、最初は上級生と話すのが怖かったし緊張した。
特に「敬語」というのを使うのが難しかった。中学校に行ったら部活の先輩には「敬語」で喋るんだと近所のお兄さんに聞いていたから「敬語」を知っていたけれど、実際に使ってみるのは難しかった。敬語の本を読んでもっと勉強しようと思った。
毎日読んでいた教科書は、「コンピュータは何故動くのか」と「ネットワークは何故つながるのか」という本だった。小学校の教科書より分厚くて大変だった。最初は辞書かと思った。大人は沢山の本を読まなければならなくて大変だと思った。でも、沢山の本を読むと立派な大人になるのだと思った。お昼のご飯を食べた後は眠くて大変だけど、これからは頑張って本を読もうと思う。
少しわからなかったのは、パソコンを使う仕事なのに、何で本を沢山読むと立派になるのかということ。きっと、本を沢山読むとパソコンを上手に使えるようになるのだと思う。だから、本を沢山読むと立派になるのだと思った。
本を沢山読むためには、眠気に勝たなければならないと思った。
ご飯を食べた後は眠くなるけど、寝てしまうと怒られるし勉強が遅れてしまうので、寝ないように頑張ろうと思っている。
眠い時はタバコを吸う場所に出たり、同級生とお喋りをしたりしている。
お喋りをするときは、小さい声で喋るようにしている。みんな静かなので、大きな声で喋ると恥ずかしいからだ。あと、大きな声で喋ってうるさいと、上級生の邪魔になってしまうから静かにしなければならない。でも、上級生が電話をしているときは、少しうるさいと思った。上級生は大きな声で電話をしている。少し小さい声で喋ってほしいと思った。
僕はこれから社会人2ヶ月目になるけれど、もっと沢山の本を読んで勉強していきたいと思う。そして、テストでは良い点を取って、上級生に怒られないようにして頑張りたいと思う。
そして、僕が上級生になったら沢山仕事をして、下級生に掃除の仕方とか勉強を教えていきたいと思う。立派な上級生になって仕事を沢山して、給料を沢山もらって美味しいものを沢山食べて、欲しいものを沢山買って楽しい人生を過ごしていきたいと思う。
(八)
monipet
動物病院の犬猫の見守りをサポート
病院を離れる夜間でも安心
ASSE/CORPA
センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
「できたらいいな」を「できる」に
OSGi対応 ECHONET Lite ミドルウェア
短納期HEMS開発をサポート!
GuruPlug
カードサイズ スマートサーバ
株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
30歳、三十路を迎えたY社員は、2012年の3月末の休日に「いやいや、三十路ですか。何だかんだ三十路になってしまったな。新年度から頑張るか!」と、もごもごと呟きながら洗濯物を干していた。
すると、洗濯カゴから大きなカエルが現れ、カエルは何か喋り出したのです。
カエル:「Yさん、何か社会に疲れているのですかねぇ。純粋さというか、何というか・・・。オッサンですね。ちょっと子供のころに戻ってみなよ!」
Y社員:「え?何を言っているの?何故喋れるの?」
カエルは喋り終えると同時に、Y社員に体当たりをしたのでした。最近疲れていたY社員は、カエルの体当たりで倒れてしまい、そのまま気絶してしまったのでした。
■異変に気づく ~中身は小学6年生のY社員~
Y君:「ううう・・・。イタタタタ」
目を覚ますと近くにはカエルが。
カエル:「Y君、君は今日から12歳の小学6年生だよ。ただ、体を見てもらうとわかるけど、大人なんだ。見た目は22歳だよ。新入社員として今日からJSPに出社してくれよ」
Y君:「え?え?うん。わかった」
何となく状況を理解したY君は、明日4月2日からの出勤に備えるのでした。
■何だかんだで1ヶ月
見た目は22歳、中身は12歳の小学6年生のY社員は、本当の大人に紛れて1ヶ月を過ごしました。そこで、1ヶ月を振り返ってもらうべくY君に作文を書いてもらうことにしました。
■作文
題名:「大人の世界は難しい」
Y 太郎
僕は、12歳の社会人だ。
お父さんが仕事に行く姿は見ている。社会人が何をしているのかは知っている。
お父さんは魚屋なので、ネクタイをしていないけど、社会人はスーツを着てネクタイをして電車に乗って、会社に行く。そして、お酒を飲んで帰ってくる。これが社会人だ。
4月2日の初日、僕もスーツを着てネクタイをして会社に向かった。ちなみに、スーツを着るのは簡単だったけど、ネクタイを締めるのには30分ぐらいかかった。大変だった。ネクタイをするのは大変だけど、カッコいいのでこれからも頑張って締めていきたいと思う。
僕は普通の小学校に通っていたので、小学校までは歩いて行っていた。だから電車に乗るのにも慣れていなかった。1ヶ月経って、窮屈な電車にも慣れたし、おじさん臭いにおいにも慣れた。
会社に行くとまず掃除をする。掃除は小学校でもやっているから慣れている。6年間やっているから、低学年の子にも教えることが出来る。
掃除には慣れていたけど、少し戸惑った。小学校の時は、昨日観たテレビの話しとか、放課後の話をしながら掃除をしていた。だけど、JSPでの掃除は違った。みんな静かに掃除をしている。たまに喋ると思ったら「これどうするの?」という掃除に関する質問をするだけだ。僕は質問を先生にしていたが、みんなは上級生に聞かずに自分たちで考えていた。上級生に聞けば良いのにと思った。
僕らが掃除をしていると、「おはようございます」と上級生がやってくる。
上級生は掃除の当番にならなくて良いらしい。理由は知らない。僕は掃除の当番があるから、早く起きて早く会社に来なければならないのに、上級生は掃除当番にならないから早く起きなくても良いんだろうと思うとうらやましい。掃除当番は嫌だけど、上級生が怖いから何も言えない。これからも我慢して頑張ろうと思う。
掃除が終わって9時になると朝会が始まる。少し狭い部屋にみんな集まって、今日みんなが何をやるのかを話す。小学校の朝礼に似ているけど、場所は校庭じゃないし、みんな静かだし、何よりも緊張する。朝礼の時は緊張することなかった。「早く先生の話終わらないかなぁ」といつも考えていた。朝会は、自分に関係の無い話しでもみんな一生懸命聞いて、ノートに何か書いている。手帳を持っている人もいる。「11時から来客」とか一生懸命書き込んでいる。忘れてしまうと怒られてしまうし、大変だと思う。
朝は掃除をして朝会をやって、その後は教科書を読んで勉強する毎日だった。
自習に似ていると思った。たまに上級生がきて「頑張っている?」とか聞いてくる。1ヶ月経ったから慣れてきたけれど、最初は上級生と話すのが怖かったし緊張した。
特に「敬語」というのを使うのが難しかった。中学校に行ったら部活の先輩には「敬語」で喋るんだと近所のお兄さんに聞いていたから「敬語」を知っていたけれど、実際に使ってみるのは難しかった。敬語の本を読んでもっと勉強しようと思った。
毎日読んでいた教科書は、「コンピュータは何故動くのか」と「ネットワークは何故つながるのか」という本だった。小学校の教科書より分厚くて大変だった。最初は辞書かと思った。大人は沢山の本を読まなければならなくて大変だと思った。でも、沢山の本を読むと立派な大人になるのだと思った。お昼のご飯を食べた後は眠くて大変だけど、これからは頑張って本を読もうと思う。
少しわからなかったのは、パソコンを使う仕事なのに、何で本を沢山読むと立派になるのかということ。きっと、本を沢山読むとパソコンを上手に使えるようになるのだと思う。だから、本を沢山読むと立派になるのだと思った。
本を沢山読むためには、眠気に勝たなければならないと思った。
ご飯を食べた後は眠くなるけど、寝てしまうと怒られるし勉強が遅れてしまうので、寝ないように頑張ろうと思っている。
眠い時はタバコを吸う場所に出たり、同級生とお喋りをしたりしている。
お喋りをするときは、小さい声で喋るようにしている。みんな静かなので、大きな声で喋ると恥ずかしいからだ。あと、大きな声で喋ってうるさいと、上級生の邪魔になってしまうから静かにしなければならない。でも、上級生が電話をしているときは、少しうるさいと思った。上級生は大きな声で電話をしている。少し小さい声で喋ってほしいと思った。
僕はこれから社会人2ヶ月目になるけれど、もっと沢山の本を読んで勉強していきたいと思う。そして、テストでは良い点を取って、上級生に怒られないようにして頑張りたいと思う。
そして、僕が上級生になったら沢山仕事をして、下級生に掃除の仕方とか勉強を教えていきたいと思う。立派な上級生になって仕事を沢山して、給料を沢山もらって美味しいものを沢山食べて、欲しいものを沢山買って楽しい人生を過ごしていきたいと思う。
(八)
monipet
動物病院の犬猫の見守りをサポート
病院を離れる夜間でも安心
ASSE/CORPA
センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
「できたらいいな」を「できる」に
OSGi対応 ECHONET Lite ミドルウェア
短納期HEMS開発をサポート!
GuruPlug
カードサイズ スマートサーバ
株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業