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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

GW最終日は複雑な心境だ

2012-05-07 08:31:11 | 日記
 無くなってしまった、と思っていたものが、ふと戻ってきたりすると、とんでもなく嬉しい。しかもそれが誰かの小さな善意のおかげだとわかればなおさらだ。人は人に支えられて今こうしている、そのことをその瞬間思わずにいられない。
 
 社員の一人が大事なものを失くして困っていたが、誰かが見つけて交番に届けてくれた。心配していたので、本当に嬉しい。どなたかわかりませんが、この場を借りて感謝します。ありがとうございます。
 
 良かった嬉しいと思っているかたわらで、戻って来て欲しいと祈り続けてもそれができない現実を受け入れなければならない時、人はどれだけ苦しいのだろうか、そんなことを考えていた。
 
 昨年春、多くの人々がそういう現実に直面し、じっと耐えた。毎日毎日全身全霊で戻って欲しいと祈ったことだろう。ひょっこり帰ってきて欲しいとどれだけ願ったことだろう。大切な家族や友人を失ってしまった人々が、たった1年で心の整理をつけられるとは思えない。それでも多くの人たちが生活を立て直すために静かに力強く頑張っている。整理のつかない気持ちに無理やり整理をつけて、亡くなってしまったかもしれない人たちの分まで強く優しく生きようとしている。あちこちのメディアが取り上げる被災地の「生きる」姿勢は、まぶしいくらいだ。子供たちまで力強い。
 NHKの教育テレビで昨年6月からほぼ毎月放送していた「21人の輪」という番組が終わり、総集編が総合テレビで5日こどもの日の夜放映された。福島県相馬市の小学6年生の成長を1年間優しい目で撮影した素晴らしいドキュメンタリーだった。こどもの日にふさわしい。そして6日は大槌町の小学生を追った番組だった。健気(けなげ)という言葉を通り越して、潔く正々堂々としている彼らの姿が輝いて見える。
 
 さて、長いゴールデンウィークが終わり、この春から新しい生活を始めた多くの人たちが、そろそろ周囲に慣れ、自分の色を出せるようになってくる時期だろう。夢に見た新生活と大きく食い違う現実に心のバランスを失う人が出てきてもおかしくはない。「新型うつ」と呼ばれる「うつ」の形があるらしい。責任は自分とは別のところにある、と考えて他者を責めることにエネルギーを使う特長があるという。責める相手が近くにいなければ元気いっぱいだが、責める相手の近くに行くと考えがまとまらなくなり体も言うことを聞かない。だから自分をそんな状況に追い込んだ責任者から逃げる。逃げた先でまた厳しい現実を指摘されれば、責める相手が増える。また逃げる。責める相手は周囲に増え続け、いずれ逃げ場が無くなってしまう。今はそういう「うつ」が大幅に増えているという。自分で自分を追い詰めてしまう病気なのだろう。
 
 現実を受け入れ、静かに耐えて一歩づつ前に向かっている多くの人々がいることに感動を覚える一方で、人を非難しながら逃げて行くしか方法を知らない人が多いことには苦しさを覚える。どうか挑戦することをあきらめないで欲しい。誰でも新たな一歩は、ほんの一歩踏み出すだけでも大変な挑戦だ。逃げ出してしまっては何も生まれない。歯を食いしばって一歩また一歩と進んでいるうちに、誰かに助けられ誰かを助けていることがわかるかもしれない。そして振り向けば、きっと道が出来ている。(三)
 
 
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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
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