JSP_Blog

ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

プチ旅行のススメ

2014-03-03 09:00:00 | 日記

 母の認知障害がますますひどくなっている。脳のあちこちが縮退してしまっているのだろう。鶏と卵のような関係だと思うが、何かやってみようという意欲が湧いて来ないために引きこもりがちになり、それがまたさらに意欲を低下させている。どこかでこのスパイラルを逆に回すことが出来ればドンドン改善するのにと思うことがしばしばある。


 自分のことを振り返ると、まだまだ大丈夫、と胸を張って言えないのが残念だ。最近人の名前が出てこないことがよくあるのだ。往年の映画スターの名前とか最近のアイドル歌手の名前が出ないという話しではない。その手のことなら、ほらあのそのと、かなり以前から言ってきた筋金入りだ。それならまだいいが、最近は目の前にいる話し相手の名前がフッとどこかに飛んでしまうことがある。生活に困るというところまでひどい訳ではないが、昔はこんなことなかったのに、と、ちょっと寂しく怖い感じがする。できるなら原因を究明し対策を打って行きたいと思っている。


 人の記憶の仕組みはまだ完全に解明されていない。が、コンピューターと同じように短期記憶と長期記憶の2つに記憶の仕組みを分類することが出来るという。短期記憶の機能がうまく働かなくなると、ついさっきやっていたことを忘れてしまう。専門家では無いので間違っているかもしれないが、脳の機能低下は脳に対する刺激の減少から起きるものだと思う。寝た切りでいたり無重力の宇宙空間に行くと急激に筋肉が落ちてしまうのと同じだ。


 外界に刺激があるとしても、同じ波長の波がずっと続いてしまうと、おそらく脳は刺激として感知しなくなってしまうのだろう。同じ景色、同じ匂い、同じ音、同じ味、同じ生活リズム。同じ生活を送っていても身の回りでは毎日様々な出来事が起きているはずだが、次第にそれが見えなくなってしまう。


 景色を変え、異なる匂いを嗅ぎ、異なる味を食し、異なる生活リズムに自分を置いてみると脳は活性化する。もうすぐ4月、新入社員が入って来る季節だが、学生が社会人になるなどというのは、まさに脳を活性化して新しいことを学ぶにはピッタリの時期だと言える。バリバリ勉強して欲しい。社会人生活がウン十年の人間にとって同じように刺激を得るには一台決心をして転職するとか引っ越してみるとか事件を起こして刑務所に入ってみるなどの方法が考えられるが、脳の活性化のためにそこまでするのは行き過ぎだ。おそらく最も良い方法は、旅行をする、ということだろう。


 旅行の中でも、五感全てを通して脳に刺激を与えるには海外旅行が最も適している。なるほどそれはよくわかったし、もし今飛び立てるなら、すぐにでも仕事場から世界で最も離れた場所に飛んで行きたいと思っている人も少なくなかろう。長期の休みばかりか週末の休みすらまともに取れない状況で、海外旅行などとんでもないと憤慨した人や経済的に海外はちょっと、と考えるも多いはずだ。そんな人にはプチ旅行がオススメだ。


 例えば昼休み、近所の食べ物屋を端から順に全部開拓制覇してやると決めて、店探しの旅に出る。通勤途中の駅を片っ端から途中下車して未開の大地を探検してみる。なるべく五感全てに変わった刺激を与えることを考えると、歩き回るだけでなく、そこで見つけた飲み屋でも食堂でも総菜屋でも、食べたり飲んだり出来ると良い。もちろん買って帰っても良い。そこで誰かとほんのちょっとでも会話したりできるともっと良い。こういうことも難しい場合は、せめて通勤経路を変えてみる、というのはどうだろう。乗る電車の車両を変えてみたり、歩く道の右側左側を変えてみたり。


 これから少しずつ暖かくなって来る。人に勧めるだけでなく私もプチ旅行で脳を活性化してみようと思っている。(三)




monipet
  動物病院の犬猫の見守りをサポート
  病院を離れる夜間でも安心

ASSE/CORPA
  センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
  「できたらいいな」を「できる」に

OSGi対応 ECHONET Lite ミドルウェア
  短納期HEMS開発をサポート!

GuruPlug
  カードサイズ スマートサーバ

株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする