世界の人口は現在70億人を超えたあたりにあるという。調査を徹底すればもっと増える可能性があるそうだが、すでに食糧事情はパンクしているというから、厳密に数えて3億4億増えたからといって大した問題ではないかもしれない。
私がもっと多感な頃には、世界の人口はもうそろそろ40億を超えてしまうだろう、そうなれば水も油も食料も何もかも不足して大変なことになると、かなり深刻に刷り込まれたものだったが、何と、もうその頃のほぼ倍の数の人間をこの星は養ってくれている。地球は偉い。自然は偉大だ。しかし、その偉大な自然にも当然限界はある。どうにかしないと80億90億の人口を維持するのは難しいだろう。
というわけで考えだされた手の一つが、昆虫食だ。タイなどのアジア地域の一部ではすでに農場化されていて、養鶏場や養豚場のような趣で特定の昆虫の生育を専門とする農家が存在するらしい。昆虫農家が生計を立てられるくらいに昆虫の消費量が多くなってきた証拠でもある。彼ら昆虫農家は以前は野菜を栽培していたが、野菜より手軽に生育させることができ価格が安定している昆虫を出荷するほうが楽で売上も上がっているそうだ。
日本でも昔は一部にイナゴや蜂の子を食する慣習があったが、今昆虫を食べようと言ってもなかなか受け入れられないだろう。日本を消費地と考えるとビジネスとしてやっていくのは大変だが、人口が急増するアジア地域を消費地と考えると、今後の食糧問題解決策の一つとして、昆虫を食料として育成する農家または企業が世界のあちこちに立ち上がって来る可能性は高く、日本も例外ではない。
日本が昆虫食ビジネスに真剣に取り組むメリットとしては、現在の食べ方に比べ飛躍的に食べやすい新しいメニューを日本人ならではのこだわり技術で編み出すだろうことが期待できる。おそらく日本人は昆虫がその形状を残したまま食卓に運ばれてくることを好まない。少なくとも私はそうだ。経済的に分解し栄養素として利用できる形状にして食べる方式を考えだすだろう。何十年後かには小麦粉は高くて買えないが、昆虫粉なら手頃に手に入るという時代が来るかもしれない。もちろん昆虫粉などと無粋なネーミングは使われまい。美味しそうな名前で呼んでいるだろう。
昆虫の養殖場は野菜農場や養豚養鶏場などと異なり、広い土地を必要としない可能性が高い。都会のビルが昆虫農場に成り得る。都市の中の高層農場のような新しい形が生まれる素地を持つ。ただし、ひとたび昆虫の飼育施設から昆虫たちが大挙して逃げ出す状況を考えると恐怖だ。何千万匹という昆虫が都市機能を麻痺させ、様々な事故が連鎖的に起きるパニック映画のような光景が目に浮かぶ。
限界を超えて人口が増え続ける以上、何か新しい手を考えなければ生まれて来る子供たちと笑顔で暮らせない。昆虫食も国連食糧農業機関の提案のひとつだ。だが、同じ国連の世界食糧計画は世界で生産される食料の実に3分の1は無駄に廃棄されていて、これを無駄にしない努力が行われるだけで食料不足は大きく改善されるとも言っている。食べ物を大切にする心を伝えることで誰かの役に立つなら、昆虫農園を作るより簡単だ。やらない手はない。(三)
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株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
私がもっと多感な頃には、世界の人口はもうそろそろ40億を超えてしまうだろう、そうなれば水も油も食料も何もかも不足して大変なことになると、かなり深刻に刷り込まれたものだったが、何と、もうその頃のほぼ倍の数の人間をこの星は養ってくれている。地球は偉い。自然は偉大だ。しかし、その偉大な自然にも当然限界はある。どうにかしないと80億90億の人口を維持するのは難しいだろう。
というわけで考えだされた手の一つが、昆虫食だ。タイなどのアジア地域の一部ではすでに農場化されていて、養鶏場や養豚場のような趣で特定の昆虫の生育を専門とする農家が存在するらしい。昆虫農家が生計を立てられるくらいに昆虫の消費量が多くなってきた証拠でもある。彼ら昆虫農家は以前は野菜を栽培していたが、野菜より手軽に生育させることができ価格が安定している昆虫を出荷するほうが楽で売上も上がっているそうだ。
日本でも昔は一部にイナゴや蜂の子を食する慣習があったが、今昆虫を食べようと言ってもなかなか受け入れられないだろう。日本を消費地と考えるとビジネスとしてやっていくのは大変だが、人口が急増するアジア地域を消費地と考えると、今後の食糧問題解決策の一つとして、昆虫を食料として育成する農家または企業が世界のあちこちに立ち上がって来る可能性は高く、日本も例外ではない。
日本が昆虫食ビジネスに真剣に取り組むメリットとしては、現在の食べ方に比べ飛躍的に食べやすい新しいメニューを日本人ならではのこだわり技術で編み出すだろうことが期待できる。おそらく日本人は昆虫がその形状を残したまま食卓に運ばれてくることを好まない。少なくとも私はそうだ。経済的に分解し栄養素として利用できる形状にして食べる方式を考えだすだろう。何十年後かには小麦粉は高くて買えないが、昆虫粉なら手頃に手に入るという時代が来るかもしれない。もちろん昆虫粉などと無粋なネーミングは使われまい。美味しそうな名前で呼んでいるだろう。
昆虫の養殖場は野菜農場や養豚養鶏場などと異なり、広い土地を必要としない可能性が高い。都会のビルが昆虫農場に成り得る。都市の中の高層農場のような新しい形が生まれる素地を持つ。ただし、ひとたび昆虫の飼育施設から昆虫たちが大挙して逃げ出す状況を考えると恐怖だ。何千万匹という昆虫が都市機能を麻痺させ、様々な事故が連鎖的に起きるパニック映画のような光景が目に浮かぶ。
限界を超えて人口が増え続ける以上、何か新しい手を考えなければ生まれて来る子供たちと笑顔で暮らせない。昆虫食も国連食糧農業機関の提案のひとつだ。だが、同じ国連の世界食糧計画は世界で生産される食料の実に3分の1は無駄に廃棄されていて、これを無駄にしない努力が行われるだけで食料不足は大きく改善されるとも言っている。食べ物を大切にする心を伝えることで誰かの役に立つなら、昆虫農園を作るより簡単だ。やらない手はない。(三)
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