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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

耕作放棄地問題

2014-08-27 09:16:12 | 日記
「耕作放棄地」農業に関係していない方でも一度はきいたことがあると思います。
言葉のイメージからどういう物かのイメージはつくとは思うのですが一応説明しておくと、
「農作物が1年以上作付けされず、農家が数年の内に作付けする予定が無いと回答した田畑、果樹園。」
と定義されているようです。

ただこれが何で問題なの?という点については知らない人もいるのではないかと思いましたので主な問題を以下にまとめてみました。

・病害虫の発生による被害
なるほど。放置しておくと雑草が生い茂り病害虫が発生してしまうのだなというところまではわかると思うのですが虫が増えることがそれほど問題?という人もいるでしょう。
この問題に関しては耕作放棄地周辺の農地に被害が出てしまうというのが実は問題となっています。農業というのは天候など自然との戦いでもありますが常に病害虫との戦いでもあります。
自分の農地でどれだけ農薬や駆除などを必死に行っていても周りが耕作放棄地で害虫が発生してしますとその被害を受けることとなってしまいます。
しかも他の人の所有地なので勝手に駆除などもできずに非常に対応が難しくなってしまいます。

ここまで来たところでなぜ今回この話題のブログを書いたかと申しますと私も耕作放棄地で困っています。
というのが趣味で市民農園を借りて家庭菜園を楽しんでいるのですが、この市民農園でも同様の問題が出ています。ちなみに私の隣の区画の写真がこちら。



はい雑草ですという感じです。
始めから何もしていなければここまでならないのですが中途半端に植え付けを行ったりしている為肥料などの影響がありよく雑草が生い茂るんですよね。
通常の耕作放棄地問題は、農家の方が高齢になったり相続で引き継いだが農業をやらないためなどの理由がありわからなくはないんですが市民農園に関しては毎月皆さんお金を出してやっているのに何でという感じもします。
まぁお金をといっても月々500円なので安いためにとりあえず借りておいてめんどくさくなったからやめたという感じになってしまうのかもしれませんね。
ちなみに全体の4分の1程度が残念ながらこんな感じにあってしまっています。

で書きたかったのはここまでですが一応病害虫以外の問題についても書かせていただきます。

・鳥獣の住処となってします
これも病害虫と似ているのですが野生の鳥獣が耕作放棄地を住処としてしまうということです。そのことにより耕作放棄地と同じく大きな問題となっている鳥獣害被害が周りの農地で発生してしまうという流れです。

・ごみの不法投棄がふえる
この点については私の頭にはなかったのですが生い茂ってしまっている耕作放棄地だとごみを捨てても周りから見えないということで不法投棄が増えるようです。
最悪のケースだと土壌汚染につながる不法投棄などがされればこれまた周りの農地にも被害が広がってしまいます。

・農地としての復活が大変
一度耕作放棄地となってしまうと雑草などが生い茂ってしまいその撤去に手間がかかるだけでなく、もともとの農地の栄養素がなくなってしまい復活させるにはかなりのお金と手間が必要になってしまうそうです。

国などが主導して色々と対策を行っているようですがまだまだ問題解決に向けては見えてきていない印象です。
こういう問題となっているところにこそ何かヒントがと思っていますが私の脳みそからは全くアイデアがわいてきません。
もっと脳みそがんばれ!(の)

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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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