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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

見える化

2015-09-07 08:26:18 | 日記
 都会では携帯電話を持っていない人を見つけるほうが難しい。便利だからというより、みんなが使っているから、という理由で流行してしまった。が、確かに使い方によっては便利な代物ではある。

 同じように多くの人が使い始めるブームが起きれば、携帯電話の次のものが一気に流行って行くだろう。何十年か後には、今は全く想像できない何かが生活の周辺を彩っていることだろう。

 映像を空間に表示する技術は今どこまで進んでいるのだろうか。スクリーンに投影する2次元の映像ではなく、空間に投影する立体映像ができると、これまでずっと2次元で考え2次元に記録してきた人間の能力の限界を超える事態が起きる。新しい能力や生活様式が出現することだろう。

 その先に、人の心を見える化する技術が出現することを考えて楽しみたい、というのが今日のテーマだ。

 人はとかく外見で判断されやすい。ところが内面に素晴らしいものを隠している人は大勢いる。病気やケガなどで容姿の損傷がひどい人、高齢になって昔のような外見の輝きを失ってしまった人。もちろん、外見の損傷とともに内面にも大きなダメージを受けてしまう人は多いだろう。しかし中には、不屈の精神と大変な努力の結果、周囲の理解と支援を支えに、外面の損傷を乗り越えて周囲を照らすほどの内面の輝きを手に入れる人もいる。

 心を見える化する装置は、利き腕では無いほうの肩の上に、リンゴの実ほどの大きさで心のイメージを常に投影する(と勝手に想像する)。半透明な投影イメージは様々な形や色、明るさに変化してその人の心の中を表現する。

 心のイメージは脳の構造に近い。小脳や間脳など生命維持や種の保存に関係する心のありようを映し出す中核の周辺に、生活の様々な関心事を処理する大脳辺縁系のような心のひだが取り巻く。

 人は同時に様々な事物に関心があり、関心が強いものほどイメージは大きく表現されるだろう。ウニのように突起が多い、つまり興味を持っているものが多い心のイメージを肩の上に乗せている人もいれば、何に対してもほとんど関心がないつるりとした卵のようなイメージを表示している人もいるだろう。

 暗い色を黒々と肩に乗せている人もいれば、まぶしくてまともに見ることができないぐらい明るく輝くイメージを乗せている人もいるだろう。もちろん人の心は一定であることがほとんどない。前向きに考える傾向にある人でも常にあらゆるものを前向きに考えているわけではなく、表示されるイメージは常にゆらゆらと色々な色に変化する。

 例えばスポーツの国際試合などでは試合会場が人々の肩に乗った心のイメージの明かりがシンクロしてさぞ美しいことだろう。

 国会で答弁する時、政府の側に立つ人たちの肩にはどんな色や形の心のイメージが表示されるのだろうか。また、戦場で戦う兵士たちの肩には。

 言葉を使わずに心のイメージを見つめあうだけで心を通じ合わせる人たちも現れてくるだろう。(三)


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株式会社ジェイエスピー
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