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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

総火演

2015-09-03 09:30:00 | 日記

90式戦車20.8.23 #42 富士総合火力演習004_R.jpg
(C) Rikujojieitai Boueisho 2013/04/19 CC BY-SA 3.0
出展 Wikipedia

8月23日に行われた平成27年度富士総合火力演習を男2人で見に行ってきました。たいていは略して総火演と呼ぶそうです。

朝4時30分過ぎに家を出ましたが、演習場に着いたのは8時を過ぎたあたりでした。すでに会場は大混雑。前日からの待機組みや付近のホテル宿泊組、深夜に出発した自動車組はさすがに早いですね。もし来年参加できるなら、できれば近場のホテルに泊まりたいところです。

演習は10時からだったので、混雑するなか出店をぶらぶら。迷彩服やヘリコプター・戦車のキーホルダー、戦車柄の焼印が入ったお饅頭などがあります。どんなものがあるのか知らず、「自衛隊のレーションとかあったら買ってみたいね」なんてニワカなことを話しながら来ていたのですが、残念ながら自衛隊が主導するお店等は出ていないようでした。

そうこうしているうちに10時をむかえたのですが、この時点で少し問題が。私たちが案内されたのは椅子に座れるスタンド席…ではなくシート席だったのですが、つまるところシートを敷いただけの地面に座っているのでお尻が痛い痛い…。相方から敷物を借りてなんとなくもぞもぞと姿勢を変えながらの観覧になりました。できるだけ厚みが薄く、かつ柔らかい、そんな素敵な敷物があったら持ってきたいですね。

さて、肝心の演習ですが、前段・後段の2部構成になっています。
前段は自衛隊の装備(榴弾砲や小銃、戦車)の紹介+実弾の発砲で、後段は敵国が島嶼※を占領した想定の模擬奪回作戦です。
※とうしょ:大小さまざまな島のこと。

とにかくすごいのは自走榴弾砲や戦車の砲撃音。ドーン!という音を突き抜けて、バリバリといっていたような印象です。変な例えですが、重低音を鳴り響かせながら障子紙を思い切り破いたような感じです。言葉で書いても、口で話しても、録音したとしても伝わらないですね。ぜひ生で聞いていただきたいところです。
音でいうと、戦車・榴弾砲の次に轟音をとどろかせていたのが「F-2」戦闘機でした。こちらもバリバリと音を鳴らしながら、空を切って行きました。間近で聞くととんでもない迫力ですね。(というか、陸上自衛隊でもヘリや戦闘機を所有しているのですね。当たり前か。)

他にもいろいろな驚きがありました。
例えば大砲の弾について。てっきり目に見えないものだと思っていたのですが、あまりにも高温なために赤く光りながら飛んでいくのです。着弾したあとの轟音もすごいです。着弾が見えて、たっぷり6~7秒は待ってから轟音が響き渡ります。6秒なので2km先ですかね。そんな遠くなのに体を揺する音がするのですから、その威力は推して知るべし、ですね。

後段の作戦演習ではちょっとしたアクシデントも起こりました。74式、90式、10式の3種類の戦車が砲撃を行うのですが、最新のはずの10式戦車の覆帯(タイヤベルト)が急速旋回した影響で外れてしまったのです。結局その場で直すことはできず、戦車回収車に牽引されて退場して行きました。
10式は、前日の予行演習中に120mm榴弾の破片が観客に当たった※影響で空砲でしたし、何となく「アレ?」というか「レア?」な感じの演習でした。
※軽症で済んだとか。怪我したあと応急処置を受けて、そのまま予行演習を見ていたらしいです。

演習のあとは13時から装備の展示がありました。(その前にサプライズでオスプレイが飛んできました。他のヘリよりも静かに飛びますね。)
装備の展示では演習で出てきたたくさんの乗り物たちが展示されます。一部を除いて触ることもできます。演習中はカメラを出すと邪魔になると思って撮影できなかったので、こちらはたくさん写真を撮ってきました。


これが最新の10式戦車です。他の戦車よりも小さいですが、非常に安定性が高く、世界で唯一、蛇行運転しながら正確な砲撃をすることができるそうです。

そんなこんなで「平成27年度富士総合火力演習」を楽しんできました。今年度は倍率29倍の応募があったらしいので、非常にラッキーでしたね(私ではなく当選して連れてきてくれた相方が)。29歳以下だと当選しやすいですが、昨年度は24倍だったことを考えると、来年はもっと当選が難しくなるかもしれませんね。
もし当選されたのでしたら、熱中症にご注意ください。特にお帰りの際には御殿場駅行きのシャトルバスに乗るために1~2時間ほど外で並ぶ必要がありますので。それでは。

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株式会社ジェイエスピー
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