JSP_Blog

ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

嫌い

2016-10-05 10:50:11 | 日記
2016年も10月を迎え、あっという間にブログ当番が回ってきました。10月と言えば下期。うかうかしていると12月はおろか一気に3月になりかねないと戦々恐々としている今日この頃です。皆さんいかがお過ごしでしょうか。私は・・・まあ・・・お察しください。それにしても台風が多いですね、今年は。


さて本題の「嫌い」である。

最近某トヨタが東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた「WHAT WOWS YOU.」というプロジェクトを展開するにあたり放送しているCMがある。
「イチローが嫌いだ。あの人を見ていると~」で始まる各トップクラスのアスリートのセリフは、

・限界という言葉が言い訳みたいに聞こえる。
・自分に嘘をつけなくなる。
・努力すら楽しまなきゃいけない気がする。
・どんな逆風もチャンスに見えてくる。

という各理由を述べている。別にイチローを嫌っている訳ではなく、逆説的にこれまでの功績や取り組みに最大級の賛辞を送っているものだ。
まあ「嫌いだ」を連呼するので、確かに字面だけ見ればそれに不快感を示す人もいるようで、賛否両論でもある。よくも悪くも話題性はあり、その点で言えば成功しているCMなのではないかな、とも思える。話題性の無いものに賛成も否定も起きないからだ。

そして最後に
「でも、同じ人間のはずだ。」
で締めくくられるこのCMを見て皆さんは何を感じるだろうか。

努力すれば誰でもイチローになれるわけではないし、努力する方向だって違う。しかしイチローと同じ様に取り組むことはできるはずだ、という示唆も含まれているのだろう。

ただ「嫌い」という単語は強烈で、使うのも読み取るのも難しい。

トップアスリートともなれば常に自分との闘いはついて回るのだと思う。「自分はここまででもう無理だと諦めたい」「勝てる保証も強くなる保証もない努力を続けるのは苦しい」「何故自分だけがこんな目に」「才能やセンスの差はどうしようもない」壁にぶつかる度に自分の中の嫌なもの、嫌な感情と向き合わなければならない。そんな人達が言う「嫌い」だからこそ重みや感じ入るものがあるのではないかと思っている。

スケールはひどく小さいが、今までの仕事だのいろいろな所で必ず一人は「ああ、この人には敵わないな」と思う人に出会う。その度にひどく自分が矮小で、何も知らず何も出来ない自分である事に気づかされる。そういう優秀な人達を見て「あんな風になりたい!」と前向きに思う事も大事だが、「じゃあ自分には何が足りない?」と我が身を振り返り、自分と向き合う事も重要だ。「あの人と自分は違うから」で片づけてしまうのは少々寂しい。まあ凡俗の身ではその人のいいところを一部真似していくぐらいがせいぜいではあるが。

だが「嫌い」と言われないまでも見てると頑張らなければいけない気になるくらいのことは出来ているか、と言われるとそうでもない自分がいるのが現実ではある。怠ける自分と向き合う必要はまだまだありそうだ。



「今回は深いですね。」
「まあ、生理的に嫌いだ。とか言われるのは勘弁願いたいが。」
「・・・思い当たるフシでも?」
「な、ないよないない!」

まあ日常的にはあまり嫌われたくはないのが人情だよねって事でこれにて。


(刑事長)

monipet
  動物病院の犬猫の見守りをサポート
  病院を離れる夜間でも安心

ASSE/CORPA
  センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
  「できたらいいな」を「できる」に

OSGi対応 ECHONET Lite ミドルウェア
  短納期HEMS開発をサポート!

GuruPlug
  カードサイズ スマートサーバ

株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする