JSP_Blog

ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

2017-03-09 09:00:00 | 日記
 一般的な1年とは別に企業には会計年度という1年が存在する。学校の1年と同じ4月開始3月終了と決めている企業が多いので違和感なく1年を過ごす新入社員も多い。ただ企業によっては暦通り1月開始12月終了としているところや7月開始6月終了としているところなど実体は様々だ。7月開始のところは新人として4月に入社して3ヶ月研修を受け、7月新年度スタートと共に現場で活躍を始めたりする。わが社は3月に1年が終了し4月から新年度となる方式だ。
 
 というわけで、3月は「年度末(ネンドマツ)」と呼ばれる、かなり厳しい日々となっている。何がキビシイかと言うと期首(年度の始め)に立てた目標の売上やら利益の額と、2月末までに稼いできた現実の額が、な・ぜ・か、異なる数字になってしまっている場合が多いから。目標を大きく上回る結果が出た場合は「予算が甘かった」と叱責され、予算を(ほんの)少しでも下回る結果が出た場合は「1年寝ていたのか?」と叱責される。何とかして3月末には今までになく上昇機運の見える結果を出して終わらないとやって行けない。そんな厳しさが3月にはある。
 
 風が冷たいとは言っても春の日はきらめき、新しい何かが始まろうとする予感を感じさせる窓の外の景色とは裏腹に、社内にはネンドマツがしっかりと根を張る。特に予算を(かなり)下回る結果になったネンドマツは新人を迎えるウキウキ感なども見せるわけにいかず、ひたすら仕事に没頭するしかない空気が漂う。そういう空気はおそらく4月入社の新人たちを歓迎する時期の空気感に影響する。もちろん新人たちはそんなことを全く知らない。自分が生まれた頃の両親の生活状況を知らずに大きくなってきたのと同じように、目の前に起きる現実にひたすら取り組んでいくしかない。知らないのは幸せなことだが、その空気がその年の新人たちの色を決めて行くことになる。
 
 わが社の今年度は、残念ながらあまりよろしくなかった。全社的にコミュニケーションのレベルがグッと落ちてしまった、と感じている。傾向的にはこの数年同じ傾向だったのだが、今年度はかなり。今の状態はおそらく、ちょっとした大企業並みのコミュニケーションレベルまで落ち込んでいる。中小企業の良さは、社員の皆が家族、と思えるぐらいコミュニケーションレベルが高く、自由に発想し合えるところにある。大企業ではなかなかそうはいかない。そもそも大企業では会ったこともない社員が多い。始めて話す人に向けて何もかもさらけ出すことが出来る人はなかなかいない。何回か会って世間話をしながら親しくなって行ってようやく情報交換のスピードも質も高まる。社員間のコミュニケーションレベルが低い企業は、選手が声を出せない野球チームやサッカーチームのようなもので、弱い。個人の力量だけで仕事ができる範囲は非常に狭い。コミュニケーションレベルが下がれば、結果はおのずと悪化する。
 
 試合の後、「課題も見えて来たので」と語る人がいる。克服してもっと強くなる、という宣言だ。私も同じように思っている。(三)
 

monipet
  動物病院の犬猫の見守りをサポート
  病院を離れる夜間でも安心

ASSE/CORPA
  センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
  「できたらいいな」を「できる」に

OSGi対応 ECHONET Lite ミドルウェア
  短納期HEMS開発をサポート!

GuruPlug
  カードサイズ スマートサーバ

株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする