自分が何歳まで生きることになるか、生きたいか、そんなことは若い頃にはほとんど考えない。人生に終わりがあるなどと言うことは、ぼんやり頭の隅にあるぐらいでくっきりとあるわけではない。だが時間が過ぎるのは早く、急にくっきり見えて来る年齢になって来る。しかし、そんな切実な年齢にならなくても、国が発表する「平均年齢」の情報や祖父や祖母の状況を見て、前向きに何歳ぐらいまでは元気でいたい、と考えたり、少し後ろ向きに何歳以上は生きなくていい、と考えたりする。
先日インターンの学生たちに何歳まで生きたいか聞いてみたところ、おしなべて「そんなに長く生きたくない」と言っていた。では「そんなに」は何歳ぐらいなのか聞くと、細かくは考えていないのだった。
どんな思いがあるにせよ人間の寿命はおおよそ115歳ぐらいが限界だとするオランダの研究者の研究結果がニュースになって流れたのは数日前だ。何万人も調べた結果らしい。今後医療がさらに進化し社会の変革が進んで様々な成人病やガンが克服され、多くの人が100歳を超えてもまだ元気でいられるような社会が到来したとしても、115歳あたりが限界、ということらしい。私はこの研究結果に半分懐疑的だ。
おそらく何年後か何十年後かわからないが、この限界説とは別のニュースが飛び込んで来るのではないか、と考えている。確かに限界はあった、それは遺伝子のこの部分とこの部分が寿命を決めていたからだ、で、チョチョッと別のタンパク質に変えてみたら何と寿命がこんなに伸びちゃった、という研究結果が発表されたり、体内の特別なホルモンが寿命遺伝子を変更する働きを元々持っていることが分かった、その働きを発動させる仕組みも解明した、とか、そんなニュースだ。
で、発見された遺伝子やホルモンの研究が続き、いずれは何らかの薬品を摂取することによって115歳をはるかに超える長寿が保証される。ということもあるのではないか、と思うのだが、問題はどういう状態で長生きするのか、ということだ。寿命を決める遺伝子を操作した時点の老化状況のまま長期に渡って生きて行くことになるのか、一定の若返りのような現象が期待できるのか。今にも朽ち果てそうなよぼよぼな状態で何十年も生き続けることを考えるとインターンの学生たちが言っていたように「そんなに長く生きたくない」気持ちがわかる。
遺伝子の操作では若返りは期待できないが操作時点の状況が維持されるとなった場合、多くの人は自分の好きな年齢で長寿を楽しむことになるかもしれない。そうなると見た目で年齢を判断することはできない。20歳ぐらいに見える300歳の人や60歳ぐらいに見える130歳の人などが街の至る所にいることになる。
そんな状態で長く生きているうちに再生医療やナノマシーンの技術などが高度に実用化されて来ると、遺伝子操作だけでは若返ることができなかった体を若返らせたりデザインし直したりできるようになってくるかもしれない。もちろん、性転換も。そうなると、完全に見た目で人を判断してはいけない時代になるのだろう。いつのことだか。(三)
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センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
「できたらいいな」を「できる」に
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株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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おそらく何年後か何十年後かわからないが、この限界説とは別のニュースが飛び込んで来るのではないか、と考えている。確かに限界はあった、それは遺伝子のこの部分とこの部分が寿命を決めていたからだ、で、チョチョッと別のタンパク質に変えてみたら何と寿命がこんなに伸びちゃった、という研究結果が発表されたり、体内の特別なホルモンが寿命遺伝子を変更する働きを元々持っていることが分かった、その働きを発動させる仕組みも解明した、とか、そんなニュースだ。
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遺伝子の操作では若返りは期待できないが操作時点の状況が維持されるとなった場合、多くの人は自分の好きな年齢で長寿を楽しむことになるかもしれない。そうなると見た目で年齢を判断することはできない。20歳ぐらいに見える300歳の人や60歳ぐらいに見える130歳の人などが街の至る所にいることになる。
そんな状態で長く生きているうちに再生医療やナノマシーンの技術などが高度に実用化されて来ると、遺伝子操作だけでは若返ることができなかった体を若返らせたりデザインし直したりできるようになってくるかもしれない。もちろん、性転換も。そうなると、完全に見た目で人を判断してはいけない時代になるのだろう。いつのことだか。(三)
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