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ＷＢＣへ！
日本シリーズも西武が４勝３敗で４年ぶりに１３回目の日本一になって幕を閉じた。７戦までもつれるとは思っていなかった私にとっては、最後まで勝負の行方が分からぬ、久しぶりに面白い日本シリーズだった（しかし、西武がこれほど強いとは・・。しばらく黄金時代が続くかも）。これでやっとアメリカ・日本の野球すべての日程が終了し、これからは３月に開催されるＷＢＣ（World Baseball Classic）大会に向けての日々が始まる。前回のＷＢＣはその存在意義がよく分からず、最初はあまり注目していなかった私も、大会が進むにつれて徐々に興味が増してきて、決勝のキューバ戦は録画して何度も優勝の瞬間を見直したほどだった。やはり国の代表がプライドと名誉を賭けて真剣にぶつかり合う試合は面白い、そんな感想を今でも持っている。来年のＷＢＣ監督選出をめぐってはドタバタした感は否めないが、原監督と決まった以上日本の誇る優秀な選手を総動員して、二連覇目指して原監督の下全力を尽くして欲しいと、素直な気持ちで熱望している。
だが、そのためのキーマンの一人となる松井秀喜は果たしてＷＢＣに参加するだろうか？
前回大会は、ヤンキースとの契約更改を終えたばかりで、ワールドチャンピオン目指してスタートを切ろうとする大事な時期であったため、不参加を表明した松井を私は支持した。松井のするべきことはワールドチャンピオンになることであり、それ以外のことにエネルギーを使うべきではないという考えが、私の心を占めていた。当時の私は松井にどんなことをしてもチャンピオンリングを手にして欲しい、それしか頭になかったし、松井が全精力を傾ければその夢は必ず実現するものと信じていた。しかし、・・、
この２年半で松井を取り巻く状況はかなり変わった。ＷＢＣが終わった１ヵ月後の５月に左手首を骨折し、さらに翌年からはひざの故障に苦しみ、昨年・今年と２年連続して左右のひざを手術した。当然のことながら、満足のゆく成績も上げられず、かなりフラストレーションのたまるシーズンが続いた。ひざの故障が巨人時代からの古傷だったとは言え、３４才という年齢からくる体力的な衰えも少なからず影を落としていると思わざるを得ない。松井が体のどこかに不調を感じることなく、ベストの状態で試合に臨むことができることはもうないのではないか、そんな気がしてならない。もっと直截的に言えば、手術した両ひざ・左手首が完璧な状態に戻ることはありえず、いつまた手術した箇所や新たな箇所に不具合が生じるかもしれない、年齢的考えてそんな段階に達しているのではないだろうか・・。もちろんそれに備えてできる限りのケアーを松井は怠らないであろうが、体をいたわってばかりいられないのがプロ野球選手の宿命だ。いつどこでどうなってしまうか、年齢が進むにつれてその危険性は高まってくるだろう。多くの野球選手の晩年を見てきた私には、松井がそうした境涯に達したことを直視せねばならないと思うし、それだけの覚悟はファンの端くれとして持たねばならないと思っている。
ならば、もうある程度リハビリが進んだならば、再発などを恐れずに前を向いて進むしかないのではないだろうか。ここ数年結果を残していない松井では、シーズン開幕に照準を合わせてトレーニングを積み重ね、シーズン開幕をベストの状態で迎え、松井はまだまだ錆び付いちゃいないぞ！と周囲に見せ付けねばならない。ＤＨとしての起用が中心となると言われているが、ならばなおさら開幕当初から打ち続けねばならない。さもなければ試合に出ることさえ覚束なくなってしまうだろう・・。
そんなのっぴきならない状況を打破するにはＷＢＣはもってこいの肩慣らしの場だ。一戦必勝のプレッシャーの中で、クラッチヒッターとしての本領を取り戻すにはまさに格好の舞台である。負けたらすべてが終わるという試合から、闘う者の研ぎ澄まされた感覚を取り戻せるなら、シーズンの打撃にも多大の好影響をもたらすはずだ。ぜひとも松井にはＷＢＣに参加してここ数年で私たちの心の奥底に澱んでしまった悔しさを払拭して欲しい、心からそう願う。
もちろんこれは私個人の勝手な思い入れであり、松井自身はこれからも長くＭＬＢでプレイすることを望んで、ヤンキースの選手としての立場を優先するかもしれない。だが、ここ数年かつての輝きがくすんでしまった松井の姿を見続けた私には、何もヤンキース、さらに言えばＭＬＢに拘る必要などまったくないと思う。ファンとしては長く松井がＭＬＢのグランドでプレイする姿を見ていたい気もするが、輝きを失った松井にはきっと魅力を感じないだろう。年齢から言っても、ＭＬＢで獅子奮迅の活躍を見せられるのは、もうごく限られた時間しかないはずだ。それなら、ＷＢＣに参加してＭＶＰを獲得し、そのままシーズンでも大活躍をしてワールドチャンピオンとなるまで一気に突き進んでいく、そんな私が思い描く壮大なビジョンを実現してくれてもいいじゃないか。心の底から熱く熱く願う。（無理かな・・、やっぱり・・）
でもやっぱりここでも叫んでおこう！！
「松井、ＷＢＣには絶対に参加しろよ！！！！」
だが、そのためのキーマンの一人となる松井秀喜は果たしてＷＢＣに参加するだろうか？
前回大会は、ヤンキースとの契約更改を終えたばかりで、ワールドチャンピオン目指してスタートを切ろうとする大事な時期であったため、不参加を表明した松井を私は支持した。松井のするべきことはワールドチャンピオンになることであり、それ以外のことにエネルギーを使うべきではないという考えが、私の心を占めていた。当時の私は松井にどんなことをしてもチャンピオンリングを手にして欲しい、それしか頭になかったし、松井が全精力を傾ければその夢は必ず実現するものと信じていた。しかし、・・、
この２年半で松井を取り巻く状況はかなり変わった。ＷＢＣが終わった１ヵ月後の５月に左手首を骨折し、さらに翌年からはひざの故障に苦しみ、昨年・今年と２年連続して左右のひざを手術した。当然のことながら、満足のゆく成績も上げられず、かなりフラストレーションのたまるシーズンが続いた。ひざの故障が巨人時代からの古傷だったとは言え、３４才という年齢からくる体力的な衰えも少なからず影を落としていると思わざるを得ない。松井が体のどこかに不調を感じることなく、ベストの状態で試合に臨むことができることはもうないのではないか、そんな気がしてならない。もっと直截的に言えば、手術した両ひざ・左手首が完璧な状態に戻ることはありえず、いつまた手術した箇所や新たな箇所に不具合が生じるかもしれない、年齢的考えてそんな段階に達しているのではないだろうか・・。もちろんそれに備えてできる限りのケアーを松井は怠らないであろうが、体をいたわってばかりいられないのがプロ野球選手の宿命だ。いつどこでどうなってしまうか、年齢が進むにつれてその危険性は高まってくるだろう。多くの野球選手の晩年を見てきた私には、松井がそうした境涯に達したことを直視せねばならないと思うし、それだけの覚悟はファンの端くれとして持たねばならないと思っている。
ならば、もうある程度リハビリが進んだならば、再発などを恐れずに前を向いて進むしかないのではないだろうか。ここ数年結果を残していない松井では、シーズン開幕に照準を合わせてトレーニングを積み重ね、シーズン開幕をベストの状態で迎え、松井はまだまだ錆び付いちゃいないぞ！と周囲に見せ付けねばならない。ＤＨとしての起用が中心となると言われているが、ならばなおさら開幕当初から打ち続けねばならない。さもなければ試合に出ることさえ覚束なくなってしまうだろう・・。
そんなのっぴきならない状況を打破するにはＷＢＣはもってこいの肩慣らしの場だ。一戦必勝のプレッシャーの中で、クラッチヒッターとしての本領を取り戻すにはまさに格好の舞台である。負けたらすべてが終わるという試合から、闘う者の研ぎ澄まされた感覚を取り戻せるなら、シーズンの打撃にも多大の好影響をもたらすはずだ。ぜひとも松井にはＷＢＣに参加してここ数年で私たちの心の奥底に澱んでしまった悔しさを払拭して欲しい、心からそう願う。
もちろんこれは私個人の勝手な思い入れであり、松井自身はこれからも長くＭＬＢでプレイすることを望んで、ヤンキースの選手としての立場を優先するかもしれない。だが、ここ数年かつての輝きがくすんでしまった松井の姿を見続けた私には、何もヤンキース、さらに言えばＭＬＢに拘る必要などまったくないと思う。ファンとしては長く松井がＭＬＢのグランドでプレイする姿を見ていたい気もするが、輝きを失った松井にはきっと魅力を感じないだろう。年齢から言っても、ＭＬＢで獅子奮迅の活躍を見せられるのは、もうごく限られた時間しかないはずだ。それなら、ＷＢＣに参加してＭＶＰを獲得し、そのままシーズンでも大活躍をしてワールドチャンピオンとなるまで一気に突き進んでいく、そんな私が思い描く壮大なビジョンを実現してくれてもいいじゃないか。心の底から熱く熱く願う。（無理かな・・、やっぱり・・）
でもやっぱりここでも叫んでおこう！！
「松井、ＷＢＣには絶対に参加しろよ！！！！」
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