毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
閉店
先週の木曜日(6日)、いつもの書店に行ったら、入り口に張り紙がしてあった。

「何だ、これは?」と少しばかり動揺しながら、店の中に入っていって店員にたずねた。
「店やめちゃうの?」
「はい、そうです」
「また急だね」
「ええ、私たちも昨日聞かされたばかりで・・」
「そうなの?」
「上のほうではもう前から決まってたんでしょうけど・・。なのでもうバタバタで・・・」
「そうだろうね・・」
「そこでですけど、伝票を15日にしめさせていただいて、20日までに入金してくださるようにお願いしたいんですけど」
「はい、分かりました・・」
7月18日の記事で、この書店が高校生の問題集を売らなくなってしまったことを嘆いたのを思い出したが、あれから4ヶ月経たないうちに閉店に追い込まれてしまったようだ。やはり大きな出来事には必ず前兆があるものらしい。高校生用の問題集の売れ行きが悪いから、採算がとれない部門は削って経営を楽にしようとしたものの、それくらいじゃどうにもならないくらい経営状態は逼迫していた、ということなのかもしれない。もちろん私はこの書店の経営者と話などしたことはないから、細かな事情は分からないが、「儲からないからやめる」というのが一番の理由なんだろうな、やっぱり・・。
そんなことなど忖度していられない、とにかく困ってしまった。この書店に通いだしてかれこれ20年近くなる。毎週決まった日に出かけていって、週刊誌や問題集、そして読みたい本などをレジに持っていき、伝票につけて月ごとにまとめて支払いするようにしてもらっていた。サインするだけで、欲しい本を欲しいだけ買ってこれる便利さはもう当たり前のことになってしまっているので、この当たり前さがなくなってしまうのはとても辛い。もちろんこの書店に愛着はあるから、閉店してしまうのはかなり寂しい。でも、感傷に浸る前に次に同じようなサービスをしてくれる書店を見つけることのほうが先決だ。そこで、市内の大きな書店に電話してみた。
だが、そうしたサービスは行っていないときっぱり返答されてしまった。ただ、クレジットカードは使えるから、カード払いにすればまとめて払うのと同じことだ、というアドバイスをくれた。なるほど、いわれてみればその通りだ。ガソリンもセルフスタンドで給油するようになってから、カード払いになった。が、ガソリンスタンドからの請求書がカード会社からの請求書に変わっただけで、他に何も変わったことはない。それと同じことだ。その書店でも、定期購読の雑誌などは取り置きしておいてくれるそうなので、今までの書店に頼んでおいた雑誌の定期購読を頼めば対応してくれるだろう。確かに今までと大差ない。しかも新しい書店のほうが新刊書がたくさん置いてあり、書店としての気概が大いに感じられる。欲しい本がなかなか見つからなかった今までの書店と比べれば、大違いだ。閉店してくれてよかったくらいだ。だけど・・。

1週間経って行った書店の棚はかなりがらんとしていた。本当にやめてしまうんだな、としばし感傷にふけった。この書店でいったい何冊本を買ったんだろう。家にある本のほとんどがここで買ったものだ。まさに私のホームグランドが消えようとしている・・。正直、寂しい・・。
もうあと一回今月分の支払いに行ったら、この書店ともお別れだ。最後にそっと檸檬を書棚においてこようか。

「何だ、これは?」と少しばかり動揺しながら、店の中に入っていって店員にたずねた。
「店やめちゃうの?」
「はい、そうです」
「また急だね」
「ええ、私たちも昨日聞かされたばかりで・・」
「そうなの?」
「上のほうではもう前から決まってたんでしょうけど・・。なのでもうバタバタで・・・」
「そうだろうね・・」
「そこでですけど、伝票を15日にしめさせていただいて、20日までに入金してくださるようにお願いしたいんですけど」
「はい、分かりました・・」
7月18日の記事で、この書店が高校生の問題集を売らなくなってしまったことを嘆いたのを思い出したが、あれから4ヶ月経たないうちに閉店に追い込まれてしまったようだ。やはり大きな出来事には必ず前兆があるものらしい。高校生用の問題集の売れ行きが悪いから、採算がとれない部門は削って経営を楽にしようとしたものの、それくらいじゃどうにもならないくらい経営状態は逼迫していた、ということなのかもしれない。もちろん私はこの書店の経営者と話などしたことはないから、細かな事情は分からないが、「儲からないからやめる」というのが一番の理由なんだろうな、やっぱり・・。
そんなことなど忖度していられない、とにかく困ってしまった。この書店に通いだしてかれこれ20年近くなる。毎週決まった日に出かけていって、週刊誌や問題集、そして読みたい本などをレジに持っていき、伝票につけて月ごとにまとめて支払いするようにしてもらっていた。サインするだけで、欲しい本を欲しいだけ買ってこれる便利さはもう当たり前のことになってしまっているので、この当たり前さがなくなってしまうのはとても辛い。もちろんこの書店に愛着はあるから、閉店してしまうのはかなり寂しい。でも、感傷に浸る前に次に同じようなサービスをしてくれる書店を見つけることのほうが先決だ。そこで、市内の大きな書店に電話してみた。
だが、そうしたサービスは行っていないときっぱり返答されてしまった。ただ、クレジットカードは使えるから、カード払いにすればまとめて払うのと同じことだ、というアドバイスをくれた。なるほど、いわれてみればその通りだ。ガソリンもセルフスタンドで給油するようになってから、カード払いになった。が、ガソリンスタンドからの請求書がカード会社からの請求書に変わっただけで、他に何も変わったことはない。それと同じことだ。その書店でも、定期購読の雑誌などは取り置きしておいてくれるそうなので、今までの書店に頼んでおいた雑誌の定期購読を頼めば対応してくれるだろう。確かに今までと大差ない。しかも新しい書店のほうが新刊書がたくさん置いてあり、書店としての気概が大いに感じられる。欲しい本がなかなか見つからなかった今までの書店と比べれば、大違いだ。閉店してくれてよかったくらいだ。だけど・・。


1週間経って行った書店の棚はかなりがらんとしていた。本当にやめてしまうんだな、としばし感傷にふけった。この書店でいったい何冊本を買ったんだろう。家にある本のほとんどがここで買ったものだ。まさに私のホームグランドが消えようとしている・・。正直、寂しい・・。
もうあと一回今月分の支払いに行ったら、この書店ともお別れだ。最後にそっと檸檬を書棚においてこようか。
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