goo

宝石画

 妻の母親は、4月で80歳になった。私の家から車で10分足らずの所に独りで暮らしているのだが、ここ最近とみに体が弱くなり、このまま独り暮らしを続けさせてもいいか、妻の妹夫婦を呼んで義母も交えて話し合った。あれこれ話すうちに、火を使わずに暮らせるよう、配食サービスを受けることなどを決めたが、義母も自分の心身が弱まったことを自覚してるのか、形見分けのようなことをいくつか口にした。今までだったら私たちの忠告など聞く耳を持たなかった義母が、私たちの意見を素直に聞いた上、己の身の始末をつけるようなことを言うので、反って心配になったが、くれるという物はもらっておこう、といくつか家に持ち帰った。その中の一つが、これ・・。「花」という題がついている。


 美術品と見れば、何らの価値もないような凡庸な構図だが、宝石を使って表現したものだと知ると見方が違ってくる。「虎目石」「赤メノー」「クリソ」「紅水晶」「アメジスト」「ガーネット」「トパーズ」「ソーダライト」「十勝石」が使ってあると説明書きにはある。どれがどの宝石なのか、皆目検討がつかないが、美術的な価値は云々せずにもらうことにした・・。
  

 妙な成金趣味が漂っていて、どこに飾ったらいいのか迷う。しかもかなり大きくて重い物なので、飾る場所が限られる。とりあえず、私の部屋に置くことになったが、このまま人の目にふれずに埋もれてしまうかもしれない。
 さすがにそうなっては、義母にも申し訳ないので、せめて少しでも多くの人に鑑賞してもらえるよう、このブログに写真を載せることにした。

 あくまでも私の趣味ではないので、そのあたりはよろしく・・。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする