goo

クワズイモ

 日曜日、息子から電話がかかってきて、
「初任給が出たから、何か欲しい物ない?」
と訊いてきた。
「安い給料しかもらえない奴から物を買ってもらうわけにはいかんだろう」
などとへそ曲がりなことを言ってみたら、
「そんなこと言わないで何か考えといてよ」
と鷹揚なことを言う。初任給がいくら出たのか知らないけど、私に何か買ってくれるなんて思ってもいなかったので、何をリクエストしていいのか分からなかった。結局その電話では、うやむやに終わってしまったが、申し訳ないような、嬉しいような不思議な気分だった。
 そんな気持ちは翌日も続いていたが、妻のお供でショッピングセンターに行ったところ、「是非これを買ってくれ!」と言いたくなるものを見つけた。「クワズイモ」!!


 大きな葉と太い茎の立派なクワズイモ。ネットで写真を見たことはあるが、実物は初めて見た。かっこいい・・。絶対これが欲しい!!すぐに「これ買って!」というメールを、上の写真を添付して息子に送った。
 
 夜になってOKの返事が来て、代金3,980円は妻が立て替えることになった。とんとん拍子に話が進んで、私は嬉しくなるばかり。翌朝(火曜の朝)、早速買いに行ってきた。


 なんて威風堂々としているんだろう。どっしりしていて、見ていると心が落ち着いてくる。こんなプレゼントがもらえるなんて本当に嬉しい。ありがとう!!幸せ!!

 だが、息子が初任給から買ってくれた記念のものだ、大切にしなくてはいけない。どんなことがあっても枯らすわけにはいかない。そこで、育て方を調べてみた。

【置き場所】
木漏れ日の差すような所を好むので、レースカーテン越しの日光などに当てて育てます。しかし、夏の強い日差しはレースカーテン越しでも葉が白っぽく焼けてしまう事があるので、明るい日陰で育てるようにします。耐陰性が強く年間を通じて明るい日陰で育てる事もできますが、あまり暗いと貧弱に育つので、できるだけ明るい場所で育てます。秋の最低気温が13度を下回ったら戸外にあるものは室内の明るい窓辺などに置き、冬は最低温度3度以上の所で育てます。
【水やり】
 生育期の5月〜10月上旬までは表面が乾く前にたっぷりと与えます。秋の最低気温が20度以下になってくるとだんだん水を吸わなくなるので、水やりの回数を徐々に減らして行きます。冬は表面が乾いてからの水やりにします。冬の水の与え過ぎは根腐れの原因になるので注意してください。高温多湿を好む観葉植物ですので、霧吹きをして湿度を与えるようにして育てます。
【植え替え】
 根がよく張る観葉植物ですので、2年に1度は植え替えをします。時期は5月から6月頃が理想的です。土は市販されている観葉植物専用の土を使用するのがよいと思います。
【増やし方】
 茎をきれいに切断して、切り口を日陰で乾かして挿し木すると比較的簡単につきます。時期は5月から8月頃が理想的で、明るい日陰で用土を乾かさないように行います。
【肥料】
 春から秋まで液体肥料や緩効性の化成肥料などを与えます。

ちょうど生育期に入ったようだから、育て方はさほど難しくはないだろう。それでもやっぱり水遣りだけは注意しなければいけない。どれだけ大きくなるか、楽しみだ。


ただし、このクワズイモ、『その名は「食わず芋」で、見た目はサトイモに似ているが、食べられないのでそう呼ばれている。シュウ酸カルシウムは皮膚の粘膜に対して刺激があり、食べるのはもちろん、切り口から出る汁にも手で触れないようにした方がいい。ちなみに、クワズイモを誤って食べると舌がしびれて会話がうまくできない状態になったりすることから、英語では「Dumb Cane(口のきけない茎)」とも呼ばれている。日本でも誤食による中毒が北海道で2件報告されている。東京都福祉保健局の分類では、クワズイモは毒草に分類されている』そうだ・・。
 注意しなくちゃ・・。

コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする